君にとって

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冷凍庫から大好きなチョコミントアイスを取って、パソコンをいじる真ちゃんの横に座る





「ね、あたしモデルすることになった」





與「おーー、 」






はあ！？っとハスキーな声を響かせる





「今日、にっしーの撮影に同行した時、『Jewel』のチーフに声かけられたの」






與「え、大学は？ 」







「お試し感覚、バイトって感じでいいって」







與「やけど、大変やろ！


モデルって女社会やし、Aが好きなお寿司もお肉も食べられへん」





それも、と私の持つチョコミントに目を向ける





與「ええの？」






分かってる、簡単な気持ちで、


ほんとに お試し感覚なんかでは出来ない事。





それでも、






「にっしーがね、経験しといて損はないだろって」




その瞬間 真ちゃんは

ﾌｯと呆れたように笑い



與「はいはい、分かったよ。


でも 大変だったり なにかされたらすぐ言うんやで？


俺にも、にっしーにも」




真ちゃんは、私のことをなんでも知ってる。




迷惑かけまいと、あまり弱音を吐かないこと、助けを求めないこと。




小さい頃から、そうだったから。



だから 真ちゃんはいつも
先回りして あんな風に言ってくれる





「ありがとう、頑張るよ」





與「おう。
俺もブランド立ち上げんねんオリジナルの」




「えっ！ すごい！レディースある！？」





與「あったりまえ 1番に着したるわ」






「やったーー！！」




しんちゃんも 新たな道を開拓している




私も頑張ろう、

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