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始まりは ページ1
『あぁ、さっぶ 』
夜の街を歩きながらひとりでに呟く
時計は10時を指していた
辺りには誰もいない、薄暗い住宅街を通る
1人暮らしを始めてはや3年が経とうとしていた
大学1年生の春から始めたこの1人の生活にもだいぶ慣れ、バイトも勉強も、そしてこの春から通い始めた芸能の養成学校も、そこそこ順調だった
いつも通りのバイト帰り
『あぁ、今日も帰ったらゲームして、YouTube見て...』
そんなことを考えていた矢先
目に飛び込んできたのは、帰り道にある公園の前で酔っ払いに絡まれている30代ぐらいの女性
よく見るとその女性は双子のベビーカーを押しているようだった
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作者名：ちゅう | 作成日時：2021年3月27日 19時
