貴方が嫌いです。【名前変換】 (ページ7)

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■Story.7 ページ7

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涼介「よ、ｶﾞﾘ勉優等生。」

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昨日の優しい笑みをしていた彼は

どこに行ったのか。

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また、人の気に触るようなことを言って

ドカッと椅子に座る。

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裕翔「朝から勉強だなんて、尊敬するよ。」

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涼介「どこがだよ、勉強なんて

どうせ役に立たない。」

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あ「ちょっ……私の!」

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解答を書いていたﾉｰﾄを奪って、

ぺらぺらと見始めた。

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涼介「これだけ必死に勉強したって、

どうせ役に立たないんだよ。」

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明らかに機嫌が悪い。

ただの意地悪じゃない……そう感じた。

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涼介「あー、頭痛い。

保健室行ってくる。」

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私のノートを机に叩きつけるように

置くと、彼は教室を出て行った。

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裕翔「Aちゃん、ｺﾞﾒﾝね。

ちょっと、今日は機嫌悪い日みたいで。」

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あ「何で裕翔君が謝るの?

それに、嫌われてるから慣れっこだし……」

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叩きつけられたノートを彼と違って

丁寧に扱う裕翔君。

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裕翔「嫌われてるって、本当に嫌ってたら

涼介はｿｲﾂを完全無視するよ。

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それに、涼介が本当に嫌いなのは

Aちゃん何かじゃないから。」

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そう言って、私に賞状を渡すように

ﾉｰﾄを渡すと、

彼を追いかけるように教室を出て行った。

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