貴方が嫌いです。【名前変換】 (ページ39)

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■Story.39 ページ39

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涼介Side...

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裕翔と遊んでから家に帰る。

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ドアが開いた音に反応して

すぐにやってきた。

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「おかえり、涼介。」

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何でこの母親はまるで何事も

無かったかのように、

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悪びれる様子もなく

俺に笑いかけるんだろう。

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涼介「……ただいま。」

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「今日も裕翔君とお勉強してたから

お腹減ったでしょ。」

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俺の人生は親のせいで狂いっぱなし。

いや、俺以外の人生も、だな。

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ｺｲﾂらのせいでいろんなﾔﾂの

人生がめちゃくちゃ。

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涼介「悪いんだけど、ご飯は外で

食べてきたから。」

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「だったら夜食に何か持っていくわ。

ほら、勉強するから……」

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涼介「いいよ、大丈夫だから。

母さん、早く休みなよ。」

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壊れかけた人生は中々戻らない。

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奪われた人生は戻らない。

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俺はいつものように

自分のﾍﾞｯﾄﾞに倒れ込み、

天井を見上げた。

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涼介「何で生きてるんだろ。」

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