これ以上、消えないで (ページ9)

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「じゃあみんな揃ったし、カンパーイ！！」

太陽みたいな明るいジョンウオッパの声によって始まったパーティー。

テヨンオッパも、みんなが帰ってきたら泣き止んでて、今は雰囲気に呑まれようとしてるようだった。

イリチルのお兄さんたちは数人かと思いきやみんな参加していて、少し室内が混雑している気もする。

「チソン飲みすぎないように止めないと、ロロまで勧めちゃったらどうしよう」

私は、わいわいしたみんなからは少し離れて見守っている。私たちの末っ子、チソンのお酒事情を悪化させないためってのもあるんだけど。

「チソン、元気にしてんの？」

「ユタヒョンっ！...うーん、まあまあですよ、」

「まあ今日はさ、これでも飲んで。ちょっとくらいは飛ばしちゃっても良いんじゃない？ほら、」

「えっ、ちょ、ま、チソン」

お酒を勧める言い分じゃないユタオッパに、それに乗ってしまうチソン。

止めようとしたときにはもう遅かった。休憩中に水を飲むように、缶の中にはいった液体を一気に流し込む。

「もう！ユタオッパのせいで！！うちのチソンが！」

「はは、まって。絶対A怒ってるわ。チソンにお酒あんま飲まさなかったもんな」

「チソン酔ったら大変なのに！」

「でもな、Aのせいでもあるんよ」

「へ、...いたっ、」

1人になっている私を見て、寄ってきたユタオッパは、そう言うと、額にデコピンをして戻って行った。

私のせいって、どういうことなの。

私にはなんにも分からない。