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「A、」
「うわぁっ、びっくりした！！なあにジェノ」
「ふふ、驚きすぎ。なに見てたの？」
マネージャーさんに家まで送ってもらう車で、今日のみんなの反応をSNSで見てたら急に起きたジェノ。
びっくりして反射的に携帯の電源を切ってしまった。
さっきまでスヤスヤ寝てたのに･･･サモエドみたいににこにこしちゃって。かわいいけど、
「シズニの反応気になっちゃって」
「あんま、見過ぎないでよね」
「最近はねえ〜、嬉しい言葉も多いんだよ」
「それならいいけどさあ」
ほどほどにしときなよ。ジェノはそう言い、また寝始める。
マークオッパも戻ってきて、8人なった今、やっと自分の存在が認められてきた気がする。
っていっても、認めてない人の方が多い状態なんだけど。
「うーん、どうしようかなあ...」
「なに、悩みごと？」
「わっ、次はロンジュン？」
今日は交互に驚かされる日なの？なんて感じで、ロンジュンが急に後ろから話しかけてきた。
ジェノもそうだけど、ロンジュンも。まあまあ怖いからやめてほしい。
「んー...別に悩んでるっていうか」
「気になるじゃん、言ってみてよ」
「..やってみたいなってことがあって」
「はは、なんだよそれ。やってみればいいじゃん」
ロンジュンのその言葉は、私がきっぱり決断できるように、そんな後押しには十分であった。
やらないよりやる後悔だよ。そんなことを言うロンジュンは窓から外を眺めていた。
「A、もうすぐ着くから出る準備しとけよー」
「はい、オッパ」
みんなとは違う場所で生活する私は、みんなの住む宿舎があるマンションに行く前で降ろしてもらう。
もともとは一緒に住んでいたけれど、これもまた、叩かれまくった結果だ。
「ヌナ、」
寝起きの目をゴシゴシしながら、車から出ようとする私を見る、私たちの可愛い弟チソン。
「チソン、今日もお疲れ様」
「うん、ヌナも。明日の約束忘れてないよね？」
「そうだった！でもヌナ疲れてるから起きれないかもしれないんだけど」
「もう、前もそうだったじゃん。でもいいよ、前みたいに迎えに行ってあげる」
「本当？起きても眠たかったら無理しないで寝るんだよ。じゃあみんなおやすみなさい」
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作者名：キュ | 作成日時：2024年1月26日 23時
