陰キャ生活を送りたかった。 (ページ7)

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#5　下校時間。ページ7

時間が過ぎて、今は放課後。

あ、ちなみに席は、廊下に近いほうで、ぴくとが前で、右斜め前がらっだぁでした。いや席ちっか。

それと、恋条は窓辺側なので、かなり遠くなりましたざまぁ。

私達は教室を出て、昇降口で靴に履き替え、そのまま校門へと向かう。

pk「いや～早く学校が終わるって楽だわ～」

『いやそれな』

rd「あ、どりみー達だ」

『お？ホントだ』

校門の近くには、ら運営というグループ名で活動している彼らがいた。
彼らは、暇潰しとしてゲーム実況をしているらしい。私もたまに参加させてもらっている。

『やっほ～』

md「ン」

kyo「よう、A」

cn「やっほーA」

ru「おーきたきた」

ら運営と合流して、いざ帰ろうとした瞬間。

？「あ～！皆いるぅ！」

後ろから甲高い声が聞こえた。

はぁ…、コイツ、いつまで来るの？

後ろを振り向くと、たたたっと駆け寄ってくる恋条がいた。

『…なんすか』

re「えぇ～？ただぁ、皆と帰ろーとしただけだよぉ？ダメぇ…？」

またもやぶりっ子ポーズをして、目を潤ませる恋条。

…だぁ～…、面倒くせぇ～…。

『ごめん私ら行くとこあるからさ、』

re「ちがぁう！私はAちゃんには聞いてないもん！」

じゃあなんでさっき答えたんだよッ…！！

ｯﾌｰと笑顔で息を吐きながら怒りを抑え、後ろに下がる。
これ以上口喧嘩しても意味がない。残念だが、私からは何もできない。

ぴくとが溜め息混じりに言葉を吐き出す。

pk「俺ら用事があるから。恋条さんは連れていけない」

re「なぁんで！良いじゃん、一緒に帰るだけだよぉ？」

pk「だから…、俺らにも事情があるってこと。だから無理」

re「え～…、あっ！緑くんは良いよね！一緒に帰ろぉ？」

次は緑くんにロックオンし、私の隣にいる緑くんに近寄る。
緑くんはそれに反応し、素早く私の後ろに隠れた。
恋条は私を見て一瞬いらだったような顔をしたが、直ぐに目を潤ませる。

re「緑くん…？ダメなのぉ…？」

md「…イヤダ」

re「なんでぇ？ちょっとぉAちゃぁん、どいて？」

は？ガチトーンで草。

そろそろ私もキレそうになったころ(もうキレてる)←、緑くんが私の手を掴んだ。

md「行コ、A」

『えっ』

そのまま恋条を置いて、緑くんが歩きだし、私は引かれるままに緑くんの後ろを歩く。
他の皆も、後ろについてくる気配がする。
私はチラッと後ろを振り返ると、恋条がもの凄い顔で私を睨んでいた。

…怖。

もじす