陰キャ生活を送りたかった。 (ページ6)

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＃4　入学式。ページ6

ホームルームは数分で終わり、入学式の為、体育館に移動する。

…ホントはサボりたいけど、もう手遅れだな～。…寝るか。

体育館にいる間は寝ようと決心し、クラス順に並んで体育座りをする。
少しして、校長先生の話が始まる。

は～、どこの学校も校長先生の話は長いな～…。

うとうとしながら待っていると、校長先生のなっがい話が終わった。
すると次は、生徒会会長が舞台に上がった。

おお…、次は生徒会会長さんですか。まあ寝るに越したことはないな…。

そう思い寝る体制に入った瞬間。

「キャアアアアアア！！！！」

割れんばかりの女子の黄色い歓声が響いた。

エッなになになに！？！エッッうるさいうるさいうるさい！！！！！

耳を手で塞いで体育館中に響く黄色い声に耐える。
後ろを見ると、ぴくとも同じように耳を塞いでいた。

だよねぇ…、うるさいよねぇ…。ってそんな呑気に同情してんじゃね、鼓膜守らなきゃ。
てか黄色い声出してる女子達の耳どうなってんの？エグいわ。

チラッと舞台を見る。
そこには、綺麗な金髪に、遠くからでもはっきり見える紅い瞳をした生徒会会長がいた。

はぁん成る程。確かにあんな人ならファンめっちゃ出来るよなぁ…。

しばらく耐えていると、歓声が止んだ。
耳から手を離して、全校生徒と共に立ち上がる。

はぁ…、朝会とかの時、毎回こうなんのか…。

げっそりした顔でぴくととらっだぁと一緒に教室に戻る。

pk「ちょ…、ヤバい…。耳終わったかと思った…」
rd「それな～…。朝からコレは疲れるわ…」
『まあ…、もう過ぎたことだし…、いいやん…』
pk, rd「「うん…」」

フラフラと歩きながら、自分達の教室へと入っていった。