陰キャ生活を送りたかった。 (ページ43)

今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:54,666 hit

#40　就寝。ページ43

リビングのテーブルをどかして、全員分の布団を二列に分けて敷く。

『お布団で寝るの久々だな～』

そう言いながら、真ん中の布団を陣取る。

rd「俺寝たことない」

『マジ??』

rd「うん」

kyo「てかなんでらっだぁとぴくと、
　しれーっとAの隣にいるん??」

pk「え?俺は…、当たり前じゃん??」

rd「だって空いてたんだもん」

『失敗した。端っこで寝りゃ良かった』

…でもなんか端っこ落ち着かないんだよね…。

『てか寝れる気がしねぇ』

rd「それな～?」

ru「なんかね、目が冴えちゃって」

rd「雑談しよ雑談～!!」

そう言って皆で向かい合う。

『雑談って言っても何話すん?』

rd「わかんね」

『はぇ～??じゃあ～、私が話題出すわ…。えっと、………』

少し声を潜めてわいわい喋る。

別に声を潜める必要なんて無いけどさ。

なんかこういう時って無意識にそうなっちゃうんだよね～。

rd「あ…、そういえばさ、Aに聞きたいことあるんだけど」

『ん～何～?』

らっだぁが私のほうに顔を向け、真剣な表情をする。

rd「ねぇA。ぴくとがここに泊まる理由ってさ、嘘でしょ」

『はい??』

…やっべーバレたかもしんねー終わったかもしんねー。

ぴくとめっちゃ不安そうな顔で私見つめてくるじゃん。

大丈夫私も不安だから。

『いやなんでそこ疑うの??』

rd「ん～…。なんとなくだけどさぁ、A、
　ぴくとと一緒にいると、すごく安心してる気がするんだよね～」

『んお"～～～』

やっべー図星ー。

だって最近怖いことあったんだもんその時助けてくれたのぴくとだもん。

rd「んで、どうなの?」

私の顔を覗き込むようにして、見つめてくるらっだぁ。

…流石に、無理か…。

『…うん、そだよ。あの理由嘘』

pk「ちょA…!?」

rd「やっぱり～?」

kyo「じゃあ何なん?本当の理由は」

『……。かなり長い話になるけど…』

kyo「全然ええで」

『………』

…話すの、辛いなぁ。

pk「…A…」

『…わかった、話すよ

　僕の過去』