陰キャ生活を送りたかった。 (ページ39)

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#36　帰れよ!!!!! ページ39

別れ道まで歩いたところで、私は足を止める。

rd「?どしたのA」

『…やっぱさぁ、一回各自家に帰ってから遊ばない?』

rd「なんで??直行すればいいだけじゃん」

『いや～だって、…』

うーん誤魔化すの急に下手になるじゃん私?

私が目を泳がせて言い訳を考えてると、らっだぁが俯いて、

rd「…わかった」

『!?らっだぁ…!!』

お前ってヤツは…!

と思ったのも、束の間。

rd「とでも言うと思ったか!!」

気づけば私は抱えられており、らっだぁは全力疾走していた。

『はぁああああ!?!おいおいおい降ろせ降ろせ降ろせ!!!!』

他の皆も後ろからついてきている。

てかお前どんな抱え方してんだよお前私を脇に抱えるな。

ru「らっだぁ、その抱え方はヤバくない?」

rd「え、だってこっちのほうが暴れられても大丈夫じゃん」

『私をなんだと思ってるんだ??』

てか地味に筋力あんの何?

少しずつ抵抗するも意味なく、あっという間に私の家に着いてしまった。

rd「よっしゃ着いた!!」

らっだぁが私を抱えたまま、ドアに近寄る。

だが、私の家の鍵は、勿論私が持っている。

『ふっ、残念だったならっだぁ。鍵は私がもっｔ』

rd「鍵みっけ」

『お"あ"あ”あ”あ”あ”あ”!?!?!』

らっだぁが私のスカートのポケットを漁って鍵を取り上げ、
そのままドアの鍵を開ける。

rd「お邪魔しまーす!!」

kyo「邪魔するでー」

『帰ってくれ!!!!』

皆問答無用で私の家に入っていく。

終わった…、リビングにぴくとの物があるから…。

rd「え?」

『………』

md「…なんでぴくとの物がAの家にあんの?」

pk「………」

rd「ちょ、Aどゆこと?」

『まず降ろしてくんね??』

らっだぁが私を床にゆっくりと降ろしてくれる。

あぁ愛してるよ地面()。

rd「んで、説明」

『…えっとね、ぴくとの両親がさ、しばらく家にいないんだって。
　私の両親も仕事でいないから、どうせなら二人で過ごしたほうがいいねって』

pk「…そ、そうそう」

ぴくとと頷きあって、慌てて本当とは違う理由を言う。

rd「…ふーん」

kyo「…でもなんかなぁ…」

rd「ね」

『…?』

説明したのに、5人とも納得がいかないような顔をする。

『…仕方ないじゃん?』

rd「…あ!じゃあさ、俺らも泊まればよくね?」

A、pk「『えっ』」

cn「おっいいねぇ」

『コンちゃん??』

rd「じゃあ今から荷物持ってくるわ!!」

『は?今から!?』

皆ぞろぞろと家を出て行った。

『おい待て話終わってねーぞ!!』