陰キャ生活を送りたかった。 (ページ27)

今日:14 hit、昨日:13 hit、合計:54,682 hit

#25　生徒会ってやっぱりヤバい。ページ27

『ダルいんじゃぁ～』

あ、どうも。私です。←

今大量の書類を持って、第一生徒会室に向かっています。

正直言ってｸｯｯｯｿダルいです。

はぁ～、やっと着いた。

さっさと届けて帰ろ。

…あ、待って。書類持ってっからドア開けらんない。
なぁんで第一生徒会室だけドアノブ式のドアなのかなぁ～～。

私がどうしようか悩んでいると、

?「A?何してるん?」

後ろから声がした。

え?と振り返る間もなく、後ろから手が伸びてきて、ドアが開いた。

『??あ、ありがとうございます』

すぐ後ろに人の気配があるんだが??振り向けないんだが???
とりあえず中に入ろう。

私は部屋に入り、一番近くにある机の上に大量の書類を置き、
ドアのほうを見る。

そこには、ゾム先輩がいた。

『ああ、ゾム先輩でしたか…、すいません』

zm「いやいや、そんなことくらいええねん」

ゾム先輩はギザ歯を見せて笑う。

相変わらずフードで顔隠れてて見えんな…。
てかこの人距離感バグってなかった?()

zm「てか、書類一旦床に置いてから開けたら良かったんちゃうん?」

『あ、確かに。気付かんかったわ…』

私とゾム先輩が話していると、

?「…なぁ、ゾムさん…。その子誰なん?」

声をかけられた。

あ、そういや他にも人いるんだった。←()

zm「あ～、せやった…。こいつは最近生徒会に入った…」

『初めまして。白野江Aです。お世話になります。
　では、書類も届けたし、私はこれで…』

?「Aさん!!」

帰ろうとすると、呼び止められた。

え?何?てか、この声どっかで聞いたことが…。

振り返って、声の正体を見てみると、そこには、

『!!!ショッピぃぃ…!』

syo「お久しぶりっすね!元気にしてました?」

『お久しぶり!!うんめっちゃ元気!!!
　じゃ、そゆことで!!アディオス!!!』

syo「あ、待ってくださいよ!もう少し話しましょ?」

『嫌だ離せｯｯｯ!!!!』

私の手を掴んでくるショッピがいた。

ショッピは中学生の頃に出会った友達だ。

だが、昔っからショッピは私にしつこくついてくる。
それが嫌で、私は少しずつ距離をおいていったのだが…。

こいつ生徒会入ってたのか…。
しばらく会ってなかったからわからんかった…。

syo「昔はあんなに仲良かったのに…、どうしてですか?」

『私は帰りたいの!!!』

syo「…?一人称も前は…」

私は言いかけたショッピの手を振り解いて、
廊下に出てダッシュする。

後ろで何か声がしたけど、知らない。

…今はそれに触れないで。