陰キャ生活を送りたかった。 (ページ24)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:54,727 hit

#22　仲直り…? ページ24

kn,sya「「!!、愛!!」」

『恋条さん…?』

恋条は、部屋におずおずと入ってきた。

…いつもの自信満々な感じじゃないし、先輩達にも近寄らない。
　どうしたんだろ。

re「………」

sya「愛、どうしたんや?やっぱりこいつらになんかされたんか?」

re「………」

恋条は、シャオロン先輩に声をかけられても、俯いて黙ったまま。

沈黙がしばらく続く。

しばらくすると、恋条が決心したように、
ばっと顔をあげて私を見た。

re「あっ、あの!」

『うぉっ』

re「えと…は、話が、あるんですけど…」

…え?話?私に?

いつもの恋条ならまたなんかの文句なんだろうけど…。

なんだかいつもと違う。

pk「ちょっと待って。それ何の話?俺達の前じゃ話せないもの?」

re「えっと…」

sya「大丈夫やで、愛、何かされたんなら言うてみ?」

恋条が口ごもる。

ぴくとも私と同じ考えらしい。

シャオロン先輩は相変わらず、
私達が何かしたと思いこんでいるみたい。

re「…できれば、二人で話したい…です…」

ぴくと達をチラッと見、不安そうにそういう恋条。

そりゃ、前まで嫌っていた私と二人で話したいって言ったら、
私の味方であるぴくと達が見過ごすわけないもんね…。

それに、先輩達も話すことを許さないはず。

でも、

pk,sya「それはむ、」

『私も話したい。恋条さんと』

pk「…は?」

皆が驚いたような顔で私を見る。

だって、あんな必死な恋条の姿を見たら、ほっとけないし。

『この生徒会室の隣の部屋って、空き教室でしたよね?』

zm「せやで」

『じゃあそこで話し合おう』

re「あ…、う、うん」

pk「ま…!A!」

私と恋条は、第一生徒会室から出て行った。