未来.ky ページ5
【二人は同じ高校の二年生設定で。
捏造注意】
「キヨくん、今日告白されてたね」
「おー、」
「先輩で、結構可愛いかったね」
「そうか？」
「あら？断ったの？？」
「うん、知らない人だし。」
二人で学校の帰り道にある公園でサッカーボールを弾ませてた。
一定の距離、顔は見えない。
真っ直ぐに転がってくボール。
私とキヨくんの関係に名前をつけるなら、サッカー仲間。
幼い頃から同じサッカーチームに所属してた。
中学卒業前に二人で辞めて高校でも頑張ろう、って笑った、けど私たちが通う高校は女子サッカー部がなかった。
新しく作るっていう選択肢もあったけど私はサッカー部のマネージャーとしてやってくことにした。
ちゃんとキヨくんと話して。
たまに私がボールに触れたくなったらキヨくんはこうして付き合ってくれる。とても楽しそうに
そんななかで私たちには共通のルールがあった。
何か大切な話の時はお互いの間に距離を開けて真っ直ぐに転がすだけのパスをする。それをしながら話し合っていく。
サッカーチームを辞める時も
部活の相談も
進路のことも
こうやって二人で話してきた。
だからサッカー仲間
今日も、そういう形で二人の関係を繋ぐサッカーボールを蹴る
今日、見てしまった。
髪を綺麗に伸ばして女の子らしい仕草をしてる先輩がキヨくんに思いを告げるところを。
その時、確かに心臓が羽上がった。告白現場を盗み見た背徳感じゃない痛みが私を焦らせたのだ。
私は、サッカーしてるから肌は黒いしガサツだしゲーム好きだったり女の子らしいものはなにもない。男の人より女の子が集まるような存在で、
キヨくんはこれからもっとかっこよくなるんだろうし変わらずモテるんだろうしいつか、その隣に私じゃない女の子がたつことになる。
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柚樹@アキちゃん廃。実況廃人の廃人(プロフ) - 凜来さん» 見てくださり、そしてコメントをくださりありがとうございます！励みになります！！ありがとうございました！ (2015年11月20日 20時) (
レス) id: b347cf8ab5 (このIDを非表示/違反報告)
凜来 - レトさんのお話、とても面白かったです！応援してます、頑張って下さい(・-・´)Ь (2015年11月15日 10時) (レス) id: 51f2a423da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚樹@アキちゃん廃。実況廃人の廃人 | 作成日時：2015年10月30日 21時
