今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:779 hit
小｜中｜大
不幸.tw ページ3
貴方の不幸になりたい。
ふわりと浮かんだ考えはゆっくりとアイスのようにドロドロと溶けた。
貴方の、一部になりたいの。
今、隣の手を伸ばせば捕まえてしまう距離で笑う彼に微笑みかけた。きっと何もしなければ体が貴方を包みに行ってしまう。
好きでも嫌いでもないこの感情は言葉に出来ないと思った。
世間一般的なカレシカノジョの関係とか、結婚して同じ屋根の中時間を共にするとか考えられない、それでも笑って欲しい。貴方には笑って欲しい。
「なぁ、聞いてる？」
優しい声でゆっくりと言葉を落とす。
優しいなんて言葉、彼にはもったいないよ。
違う、違う。そんな言葉じゃ彼を表せない。
もっと、もっと綺麗で儚くてガラスのように鋭い言葉を、彼に、私に与えてよ。
『貴方の不幸になりたい。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柚樹@アキちゃん廃。実況廃人の廃人(プロフ) - 凜来さん» 見てくださり、そしてコメントをくださりありがとうございます！励みになります！！ありがとうございました！ (2015年11月20日 20時) (
レス) id: b347cf8ab5 (このIDを非表示/違反報告)
凜来 - レトさんのお話、とても面白かったです！応援してます、頑張って下さい(・-・´)Ь (2015年11月15日 10時) (レス) id: 51f2a423da (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柚樹@アキちゃん廃。実況廃人の廃人 | 作成日時：2015年10月30日 21時
