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ピンポン。
小鳥遊事務所が自社のタレントのために用意している寮には現在、IDOLiSH7のメンバー七人のみが入居している。
その寮の、玄関のインターホンが鳴った。
時刻は午後二時半。
平日で、現役高校生の和泉一織と四葉環は学校へ行っており、二階堂大和と逢坂壮五は仕事、六弥ナギはおそらく秋葉原あたりで羽を伸ばしていることだろう。
オフである和泉三月と七瀬陸は、リビングで取り込んだ洗濯物を畳んでいた。
そこに響いたインターホンである。
「オレ、ちょっと出てくるな」
「分かった」
三月は、手にしていた洗濯物を脇に置いて立ち上がり、足早にドアへ向かった。
まさかピンポンダッシュではあるまいなと思い、ドアに取り付けられているスコープから覗いてみると、果たして人影がある。
黒い帽子を浅めに被り、黒いサングラスをかけ、黒を基調とした服を着ており、ついでに手に持ったカバンも黒いという、全身黒ずくめという怪しげないでたちだ。
見たところ、グループ内で最も背の低い三月よりもさらに背が低いことから、女性であることは間違いなさそうだ。
一応警戒しつつも、三月は開錠し、細くドアを開く。
「どちら様でしょうか?」
その人物は、直ぐには答えなかった。
ややあってから、小さな声で返答があった。
「名乗るほどの者ではございません」
低く温かみのある、女性の声であった。
言葉の節々から、奥ゆかしさが伝わるような、そんな話し方だった。
女性は続けて言った。
「二階堂大和さんという方は、こちらに……?」
「え……と、はい。今は仕事でいませんけど、彼に何か御用事でも?」
「いいえ……」
女性は緩く首を振り、一歩下がった。
ふと、三月は眼を落とした。
女性の着ている長袖の黒いカーディガンから、白くほっそりとした手が覗いている。
その手が一瞬、カバンの取っ手をギュッと握りしめるのを、確かに三月は認めた。
「
それだけ言って彼女は一礼し、くるりと背を向けた。
少し離れたところで振り返り、もう一礼すると、もう振り返らずに去ってしまった。
玄関にぼんやりと立ち、靴も黒いローファーだったなと思ってから、三月は大事な伝言を承ったことに気付いた。
「そういや、今夜代わりの人が来るって……」
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三月の専属ストーカーなつめみく - 更新まだですか！！三月検索したらやまさん出てきたんで飛んできましたよ！！続き見たいです！！ (10月7日 14時) (
レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
Chris(プロフ) - 、さん» あああ外したつもりだったんですが！ ありがとうございます。 (2018年3月28日 0時) (レス) id: 5e5a884fbc (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外して下さいね。違反行為なのでちゃんと確認してから更新されて下さい (2018年3月27日 7時) (レス) id: be97eca164 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chris | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/chrisinfo/
作成日時：2018年3月26日 23時
