悪酔い 宝生永夢.鏡飛彩.花家大我.九条貴利矢 ページ41
表は女子大生、裏は絵師ことモブです。
女子大生になって初体験した大きなものといえば、『バイト』だ。高校はダメだったから。
日中は大学があるので、シフトは夕方から夜中心。そうなるとそれに合わせて帰宅時間も当然遅くなる。
時刻はただいま11時。前々から分かっていたとはいえ、やはり疲れたな。お金出るから良いけど。
ちなみに今は姉が迎えに来てくれると言うので、とりあえず明るい場所で待っている構図である。
すぐ横の居酒屋が、ガラガラと開いた。
出てきたのは……うわ、大変そう。
「花家せんせっ、お願いだからっ、あるいてっ、」
女性に後ろから抱き着いてる……いや、そんな可愛いものじゃないなこれ。明らかに身長が高い立派な男性が、細い女性に引きずられてる。全体重預けられてそうだけど、あの人潰れたりしないかな。
「うるせぇ……」
「ほんっと、今なら殴ってもいい気がするっ、くっそイケメンめ……！」
お疲れ様です。お姉さん、綺麗な顔から想像付かないほどの戦闘意欲を持ってますね。
そうするとお連れの方なのか、明らかに不釣り合いな女の子がお店から出てきた。携帯をチラチラと見ては道路を見ている。
「A、タクシー本当に乗っちゃって良いの？ あたし居なくて大丈夫？」
「うっ、いて欲しいけど、もう遅いから……ニコちゃん本当この人と帰らせて大丈夫？ ベッドとか気の利かせた場所まで運ばなくて良いからね？」
「いや帰る場所同じだから。あと適当にソファーとかに座らせておけばあとはもう良いでしょ」
「いいよ床で」
あまりの返答の速さに笑いそうになってしまった。
どうやら女の子はタクシー予約のアプリを見ているらしく、2人でそれを覗き込んでいる。
そうすると今度は、青年を肩を貸されている明らかに酔った男性と、年代がかなり違う男性に背中を押されて歩かされている男性。
それを見たお姉さん、もう目からハイライトが消えてしまう。
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ツキノワ。(プロフ) - るしゐさん» 返信が遅くなり申し訳ありません！ 一般人視点、書くのは楽しかったのですが読んで下さる方がいるのかなぁと思っていたので嬉しいです。ありがとうございます！ (4月9日 18時) (
レス) @page49 id: e6cc4ca720 (このIDを非表示/違反報告)
るしゐ - こんにちは〜！時差コメですみません…。ツキノワ。様の小説大好きです！！一般人視点、新しくて好きです〜！素敵な小説ありがとうございました！ (2月11日 9時) (レス) id: 3376040ee3 (このIDを非表示/違反報告)
ツキノワ。(プロフ) - アイレさん» こんなに古い作品にコメントありがとうございます！読んでくださるだけでも嬉しいのに、コメントまでくださるなんて嬉しすぎます〜！ (12月29日 23時) (レス) id: e6cc4ca720 (このIDを非表示/違反報告)
アイレ - え……まさかのパラドがいる!!え…めっちゃ新しい視点で物語読むの想像してた以上に楽しい……素敵な作品ありがとうございます!(*‘ω‘ *) (12月29日 19時) (レス) @page47 id: 2f4437d82e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツキノワ。 | 作成日時：2019年11月12日 21時
