☆ ページ5
「Aさん、可愛いですね。」
「は?!光実君話聞いてた?!」
おや、これはなにやら新刊のネタに使えそうな雰囲気だぞ?
「可愛いですよ。僕の為にそんなに一喜一憂してくれるなんて、これ以上ないくらい可愛いって思えますし、嬉しいです。」
やっば、めっちゃイケメンじゃん……なにその甘々な言葉。いや、言葉だけじゃなくて雰囲気も顔もイケメンなんだけど。
「僕、こんなにAさんに惚れてるのに、フラれるって考えちゃうことは、まだそれが伝わりきれてないってことですよね。」
待って、これは、少女漫画で良くある「だから今日は……」パターン?!いや、待って待って、それはオタクには刺激が強すぎる!こんな近くで聞いたら塵となって消えてしまう!
「だから、今後はもっと頑張りますね。覚悟、しててください。」
頭パァンってなった。そして彼氏さんは私の方を向く。え、今度はなに?もう私召されるよ?召されちゃうよ?
「呉島光実と言います。いつもAさんからお話は伺っております。僕はまだ高校生なので、当然ですが大学のAさんの様子はわかりません。僕が言える立場ではありませんが、大学でAさんをよろしくお願いします。」
一礼して、ニコリと微笑む彼氏さん。彼氏さん絶対頭いいわ。こんな完璧な挨拶脳内で組み立てて話すとか頭いい人じゃないと出来ない。ちなみに私は出来ない。
「は、はい。これからもAちゃんを大事にしてあげてくださいね。」
私もそう言うと彼氏さんはまだ顔に赤みが残っているAちゃんの手を取る。
「Aさん、お借りしますね。」
「どうぞ。」
「え?!あ、じゃあね!ちょっと光実君どこ行くの……」
颯爽と道を歩いていく2人に心の中で合掌をした。あの2人尊いな……今度またお話聞こう。あの2人の為なら私よくある、『ヒロインに1番近い立場の姉貴的友達ポジ』にだってなれる。今なら2人の敵全員倒せそう。いるかどうかわかんないけど。
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ツキノワ。(プロフ) - るしゐさん» 返信が遅くなり申し訳ありません! 一般人視点、書くのは楽しかったのですが読んで下さる方がいるのかなぁと思っていたので嬉しいです。ありがとうございます! (4月9日 18時) (レス) @page49 id: e6cc4ca720 (このIDを非表示/違反報告)
るしゐ - こんにちは〜!時差コメですみません…。ツキノワ。様の小説大好きです!!一般人視点、新しくて好きです〜!素敵な小説ありがとうございました! (2月11日 9時) (レス) id: 3376040ee3 (このIDを非表示/違反報告)
ツキノワ。(プロフ) - アイレさん» こんなに古い作品にコメントありがとうございます!読んでくださるだけでも嬉しいのに、コメントまでくださるなんて嬉しすぎます〜! (12月29日 23時) (レス) id: e6cc4ca720 (このIDを非表示/違反報告)
アイレ - え……まさかのパラドがいる!!え…めっちゃ新しい視点で物語読むの想像してた以上に楽しい……素敵な作品ありがとうございます!(*‘ω‘ *) (12月29日 19時) (レス) @page47 id: 2f4437d82e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツキノワ。 | 作成日時:2019年11月12日 21時