Code Blue.【Bitter】<４> (ページ2)

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Episode３２.【向いてない】ページ2

Aside.

～～医局

白「ねぇ、藍沢先生？

　私、心配でしょうがない...」

藍「優輔くんか？」

白「優輔くんもだけど、Aよ

　あの２人泣いて帰って来ないかな...」

藍「俺、無理にでも行けばよかったか...」

～～河川敷

消「こちらです！道開けてください、通ります！」

健母「大丈夫！？健太郎！！

　先生、早く助けてください！！」

　『東城です、代わります。

　お父さん少し待っててくださいね、息子さん優先します』

健父「お、ねがいします...」

　『さーてどうする、名取』

名「セオリーなら抜かずに搬送して画像診断ですが...」

健母「何してるんですか？！

　早く抜いてやって下さい！！！

　ねぇ？なんでこのままなの？早く抜かないと」

ちらっと雪村見たら、うるさいなぁって顔してる

あんた本当にナースか？って言いたいぐらい

　『お母さん、落ち着いてください。

　ここで抜いたら、健太郎くん死にますよ。

　助けるために、抜かずに病院運びます。

　病院の方で血管や神経を傷つけないよう慎重に抜きます。

　いいですね？』

健母「っ...お願いします...」

～～ヘリ内

　『名取。判断よかったよ、さすがだね』

名「ありがとうございます、東城先生がいたおかげです」

　『雪村。あんたさ患者と患者の家族、うっとおしいと思うなら

　ナース辞めな。あんたには向いてない。

　冴島ならパニックになってる家族に真っ先に声かける。

　冴島の穴を感じさせないように頑張る？寝言は寝て言って』

雪「っ...」

　『普段も横峯たちにうんざりしてるようだけど

　私はあんたの出来なさにうんざりしてるよ。

　１人じゃ何も出来ないただのフェローが

　プライドだけ１人前でお高くとまってんじゃねえよ』

名「東城先生、ヘリポート着きました」

　『戻ったよー。

　雪村、ぼーっとしないで患者情報』

雪「っ...はい...木原健太郎くんっ、８歳っ

　脈拍１２０っ...」

　『それ刺さってるから慎重にいくよ』

　「「１.２.３」」

～～初寮室

名「血管造影ですね」

　『そうだね、これはやっかいかなぁ...』

名「えっ？」

藍「どうだ？」

名「リーク見えます、やっぱり頸動脈傷つけてますね」

藍「それで？」

名「内シャントチューブを入れて、左頸動脈を遮断。

　鉄串抜いて血管を縫合します。」

　『教科書通りならそれでいいよ』