Code Blue【Bitter】 (ページ7)

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Episode.６【バラバラ】ページ7

～１年後(安定の飛ばし…)

藍沢side.

今日、俺達はフェローシップを修了する。

この２年でいろんな事があった。

黒田先生の右腕切断事故。

その右腕を繋げたオペ。

緋山が訴えかけられたり、飛行機事故があったり…

色々な壁を乗り越えてやっとフェローシップが

修了する…。

橘「お前らよく頑張った。

　修了後どうするか決めてるのか？」

白「私は救命に残ります。」

藤「俺は救命に残り整形外科と掛け持ちします」

緋「周産期医療センターに行きます」

緋山は、産婦人科になるのか。

白石と藤川は残るのか…Aはどうするんだ

橘「藍沢は？どうするんだ？」

藍「俺は脳外に行きます」

もしAが救命に残ればコンサルで

会える。だから俺は救命に残れと祈ってた。

橘「東城は…もう決まってるか」

白「えっ？決まってるの？」

緋「どうするの？」

橘「去年、Aが心外のコンサル行ったの

　覚えてるか？」

白「はい…難しいオペをこなしたと…」

橘「その時な心外の部長からオファーがあってな

　東城はトロント大に行くそうだ」

白「えっ…トロント…大？」

緋「医療水準トップレベルの…？」

『うん、心外の先生と一緒に…

　言おうと思ってたけど…ごめん中々言えなくて』

トロント…大？Aが？

何でAが？俺は？

黒田先生が＂生まれながらの外科医だ＂と

言ってくれた。

１番年下で成績トップで意図も簡単に

フェローになったAが…？

努力して医者になった俺らは？

救命に残る白石と藤川の気持ちは？

そう考えてたらイライラしてきて

Aに嫉妬して、妬んで、憎くなって、

俺って弱い人間なんだと

小さい器の人間なんだと

初めて思い知らされる。

フェローも今日で最後。明日からは

それぞれ別の道へと行く。

そう思ってたらカンファレンスが終わってた。

白「A、凄いじゃん！！

　頑張ってね！」

緋「おめでとう！救命の誇りだよ！」

藤「頑張れよ～～！！」

『ありがとう…』

選ばれたのに悲しい顔をするAに

謙遜なAにどんどんイライラが溜まる

まだ好きな気持ち反面、妬む気持ち反面。

そんな気持ちを抱えながら…

藍「A少しいいか？」

俺はAを屋上に呼び出した。