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隆二side
最初はいつも笑顔で可愛いなって思うくらいで、ハマるつもりなんてなかった
それから俺から話しかけて仲良くなって、飯に誘った
外で二人になるのはいつもみたいに事務所で話すのとは違って、もちろんすげえ楽しくて、
Aが改めて中身も素敵な子なんだって事が良くわかった
だめだって思った時には止まらなかった
あの日、俺の家で
"私、一番とか、大事とか、
そんなに図々しくありません"
彼女はそう言いながら、小さく震える手で俺の腕を掴んだ
その仕草や声さえも愛しくて、そしてあんな最低な事言ったのに受け入れてくれた事が嬉しくて
Aを苦しめるって分かっていても手放せなかったんだ
Aが臣と飯に行くのも、話してるのも、とにかく嫌で
その事を考えると笑えるくらい余裕なくて、さっきもあんな態度取っちゃったし
すげーだせえじゃん、俺
しかも久しぶりに会ったAは何か雰囲気が変わってて、真っ直ぐ俺の目を見るAがとにかく綺麗だった
俺と会わない間に変わっちゃった?
誰のせい?
それが臣だと思ったら落ち着かなくて
Aの笑った顔も、美味しそうに食べる姿も、ちょっと抜けてる所も、恥ずかしいと真っ赤になってすぐに下を向く仕草も、俺だけが知ってればいいのに
独占欲
なんだろうな
俺にそんな事言う権利なんかない
大切にしたい人ほど壊してしまうのに
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ゆう(プロフ) - 初めまして。作品読ませていただいてます。臣ファンですが、隆二も好きです。この先どう展開するのか、楽しみにしてますね。 (2020年8月7日 21時) (レス) id: 697070514c (このIDを非表示/違反報告)
atok(プロフ) - 隆二くんの大ファンです。ゆっくりで良いので更新待ってます。ランペンのお話も楽しみにしています (2020年5月21日 13時) (レス) id: b336124363 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2017年3月10日 0時