イマ

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「で、あんたこのままでいい訳？」








有村先輩は怒っていても綺麗。
先輩みたいに前髪伸ばしてみようかな、、
でも半年も我慢出来るかなあ、、





「聞いてんの？
その関係になって4ヶ月でしょもう」




そうなんです、
夏の終わりにあの"お持ち帰り事件"があってからもう気づけば冬になっていた




「はい…
いつのまにかもう寒くなってました…」



この4ヶ月間で変わったことは、
隆二さんの連絡がある日は出来るだけ優先して行って、そのまま夜は一緒に過ごすようになった事
後はAちゃんって呼ばれてたのに気づいたら呼び捨てになっていた事








「要するに都合のいい女ね。


だから言ったじゃない。
しかも彼女作らない宣言までされたんでしょ？」




痛い目見る前にやめなさい。




ビシッとご指導頂きました







「せんぱ、い、、
後輩の痛いところそんなについて楽しいですか、、」





「楽しいわけないじゃない、
今市さんも私に番号の紙渡して来た時
あんたに本気かと思って預かってやったのに」



はあ、、、


「私もため息つきたいです…
でも、隆二さんの事好きだから会いに行ってしまうんです。彼女になれないって分かっていても」







「もう！
今日終わったら飲みに行くわよ。
作戦会議！！」









仕事終わり、久しぶりに先輩とご飯へ
いつも行く先輩の幼馴染さんが経営する居酒屋さん。

外観は飲食店かわからないくらいひっそりしているけど中に入ると木で出来た一枚板のテーブルのいい香りがして、上品で落ち着く大好きなお店。









「Aちゃん！久しぶり
最近見ないから会いたかったよ〜！」



「ふふ、裕貴さんお久しぶりです！」

裕貴さんはこのお店のオーナーさん、そして先輩の幼馴染さんでもある。


裕貴さんは両手を広げて
Aちゃーん！って駆け寄って来る




「はい、裕貴近いから。
桜井ちゃんに嫌われる前に戻りな」


「うげ、なんだお前も一緒かよ。」



「いっつも来る時は私と一緒でしょーが！」




「あはは、本当お二人は仲が良いですよね。笑
私仲の良い幼馴染って女の子しかいないんでちょっと羨ましいです、」






「いやいや、仲が良いっていうか腐れ縁っていうか

そんな事より今日はしっかり作戦会議するんだからね！裕貴、ビール２つね！」




「なんの作戦会議だよ。笑
ビールね、了解。」

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