国民的アイドルと一般人【M.J】 Part.1 (ページ19)

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18.遅れた誕生日プレゼントページ19

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潤「A－、ちょっと手伝ってー」

キッチンからそう聞こえたから、はいはい。と言いながら駆けつける。

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「オニオンスープ！？大好きなんだけど！！」

潤「ありゃ、そりゃよかったんだけど、運んでってくれる？」

「ほいほい」

湯気がフワフワ出ているオニオンスープ。

「…大好きなんだよなー」

独り言をつぶやいて机に急いで置く。

…そう、とにかく早く食べたい。

もう一つ潤くんの分もあったからそれも運んだ。

…渡すなら今かな。

カーディガンとバッグをジトーッと見る。

「…渡すか、夜ご飯だしね」

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潤「はい、メーンのオムライス」

「ありがとー」

紙袋を足のところに忍ばせて、ちょっと重ためのお皿を受け取る。

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潤「いただきまーす」

「いっただっきまーす」

潤「元気がおありで」(笑)

カチャン……というスプーンがぶつかり合う音がする。

テレビでも見ようかな…とリモコンに手を伸ばすと、それは遮られた。

「え？」

潤「渡したいものがあるんだよねー」

心臓がドキドキと高鳴る。

それと同時に、私も下から紙袋の取っ手部分を手に掛ける。

「…私もあるんだよね」

潤「フフ、そっか。じゃあ交換？」

机の上に出し合うと、やっぱり同じロゴの紙袋。

「はい。どうぞ、4日遅れちゃったけど誕生日プレゼント」

潤「ありがと、3日遅れのプレゼントね」

…ガセじゃ無かった、天使な私が勝った時だ。

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