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山田「だからその...あーーーーもう!!!
バレたくなかったんだよ!お前に!!」
『なんですか?
森若さんのことを好きなことですか?』
山田「いや、じゃなくて!!
Aに、俺と曽根崎さんの不倫の噂バレたくなかったんだよ!
いや不倫はしてないんだけど、そういう悪い噂とかを知って欲しくなくて!
とっさに森若さん狙ってるとか嘘ついた!ごめん!」
『不倫の噂と、森若さんはなんの関係があるんです?』
山田「助けてくれたんだよ森若さんが!
だからそれのお礼をしたかったんだけど、Aに詳しく説明するのも嫌だったから、適当にはぐらかして...
多分そのせいでAに誤解させた。」
誤解させた..?
『ちょっと待ってください..。
つまり森若さんのアドレスを知りたかったのは、お礼を言うためであって、好意を伝えたかったわけではないと...?』
山田「さっきからそう言ってるだろー。」
なーーーんだ。
私の盛大な勘違いだったのかー。
あからさまにホッとしてる自分がいる。
『というか私、山田さんと曽根崎ミレイさんの噂は知ってましたよ?
うちの佐々木ちゃんが教えてくれました。』
山田「え、まじかよ!!
じゃあ一人で勝手にテンパって、Aに勘違いさせて...
...何してんだ俺。」
顔を手で覆う山田。
『なーんだ!勘違いしてました!!
てっきり山田さんは、森若さんのことが好きなのかとおもってました!!」
山田「いや、森若さんにはお世話になったけど。俺の好きな人はその...。」
『あー!やっぱりいいです!!!
世の中知らなければいいことなんて山のようにありますから!!』
だって知っちゃったら..。
また私は一人で空回りしてしまう。
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ゆき(プロフ) - 太陽くんと恋がしたいーと思っていたところに出会ったので一気に読みました!テンポが良くてでもキュンとして面白かったです。付き合った後の2人も気になります! (2019年9月16日 13時) (レス) id: 71310d0de8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まる | 作成日時:2019年9月3日 12時