06 It speaks by two persons． ページ6
「ではそろそろこれで……」
帽子屋が深々と女王様にお礼をし背中を向けた
用件が済んだのか彼は少女『A』に帰るぞと忠告をした
「あっ 待って帽子屋――」
「待ちなさいA」
帰ろうと帽子屋を追いかけようとすると女王はそれを止めた
彼女はピタリと止まり振り向く
女王はニコリと微笑み指をクイッと自分の方に向けた
「？」
「少し話がしたい 帽子屋 お前はお茶会にでも戻れ」
「はい 女王様」
すると帽子屋はポケットから煙草を出しながら去った
Aはまたお茶でもするのかと思いながら女王様の所へ戻ると遣いの女共をはらい彼女の腕を引っ張る
「んわっ」
「一度君とゆっくり話していたいと思っていた」
「一度って……いつも話してるじゃないですか」
「フッ やはり君は面白い」
「そりゃあまあ 唯一貴方に従わなくていい人物なんで」
「それもそうだ だから逆に言えば特別な存在 だろう？」
女王様がくいっとAのあごを人差し指で上げると彼女は微笑んで
「……そうですね ハートの女王」
そう言った
そして目を時計に向けるとそろそろ時間だと気付き彼女は女王の側を離れようとした
「そろそろ時間か」
「はい じゃあこれで」
「待ちなさい」
07 A queen's duty．→←05 The queen's command．
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優奈 - イメソンについてですが藤田麻衣子さんの「蛍」いいですよｗ (2012年3月1日 18時) (
レス) id: a577501ebb (このIDを非表示/違反報告)
優奈 - お久しぶりですｗｗ新作面白いです！ are you aliceって漫画知らなかったのでチェックしてみたら面白いです！ アリスカッコイイですねｗ (2012年2月27日 19時) (レス) id: a577501ebb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょろ | 作成日時：2012年2月24日 19時
