義理立て ページ32
「……っておい君！どこに行く気だ！？」
「……ああやって、考えなしに逃げ回ってたら十分間も持つわけねェ」
「だからって……君まだ腕がくっついたばかりだぞ！また取れたらどうする！？」
「おれは医者だ。自分の容態ぐらい理解できてる。おれに指図するな」
「僕は君の部下じゃないぞ！大体彼女の治療で能力を使ったばかりだろう！君の能力が体力に依存してるのは知っている！無茶はやめろ！」
「うるせェ。いらん節介だ」
「お節介じゃない！ここで死なれると僕の目覚めが悪いだけだ！ファンの頼みでもあるしね！」
「とにかくおれは行くぞ。……悔しいが、現状ドフラミンゴを倒せるのは、麦わらしかいねェ」
「はあ！？この、努力もせず悪魔の実も食べず、ただ才能だけでここまで登り詰めた、スーパースターの代名詞である僕がまだ……！」
「そのガキは呼吸が安定したらそこら辺に放っておけ。……遅かれ早かれ身柄が確保されるのは時間の問題だろうしな」
「……やっぱり彼女は、片足の彼が言っていた……」
「そいつが誰であれ、おれは借りを作りたくねェだけだ」
「トラファルガー………ってもういない！ちくしょう！今日の新聞に乗って調子に乗ってるな！お生憎様！僕なんて百回以上新聞の見出しを飾っているぞ！ふーんだ！」
「…………」
「…………」
「………はぁ」
「いくら油断していたとはいえ、一回りも下の、ましては女性に庇われるなんて、バルトロメオに知られたらぶん殴られそうだな」
「しかも宿敵の実子にとは……輝かしい僕の人生の汚点になりそうだよ」
「…………」
「…………」
「………しかし、本当にドフラミンゴの血を引いているのか？確かにあの覇王色は本当だった。だったが……にしてはこう、毒気がないというか。」
「大体王宮にいたにしてはボロボロで怪我もしている。容姿は美しいんだがな。僕と同じ髪と瞳は好ましいが……」
「………しょうがない。レディをこのまま放置するのは紳士の名が廃る。せめて、汚れだけは………」
「………待てよ。いくら怪我人とはいえ意識のない女性の肌に許しなしで触れていいのか？」
「いや僕は海賊だし世の秩序なんて知ったことじゃないが、それでも越えてはいけないラインというものが……」
「……ああもう何故消えたトラファルガー！！医者が患者を放ってどうする！」
「いいさ！護ってやるとも！彼女のだけの白馬の王子様になってやろうじゃないか！」
「………まあ海軍が来るまでだけど」
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本の虫(プロフ) - ぴのさん» ご指摘ありがとうございます！！またやらかしましたね！！ごめんなさい！！トーテムポールの親戚だと思います。本当にごめんなさい…… (2019年10月30日 18時) (
レス) id: 37015c2fbe (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 取り調べ報告書のキャラの名前が違いますよ。トーレ厶ボールって誰ですかwww面白くて吹いたw (2019年10月30日 17時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
ひなな(プロフ) - この物語ほんっっっとうに面白くて大好きです！！これからも応援してますので更新頑張ってください(o^∀^o) (2019年10月20日 13時) (レス) id: 7b6c2dd18e (このIDを非表示/違反報告)
本の虫(プロフ) - 暇人で眠人さん» ご指摘ありがとうございます。訂正しました。完全に素で間違えていました……。キャラの名前を間違えるというファンにあるまじき失態……過去の自分を殴りたいです…… (2019年10月18日 23時) (レス) id: 37015c2fbe (このIDを非表示/違反報告)
暇人で眠人 - 作者さん！セッショウの所！イッショウですよ！間違ってたらすいません！ (2019年10月18日 21時) (レス) id: a9a348183f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本の虫 | 作成日時：2019年5月1日 9時
