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「ねぇ、A聞いて!さっき東条が新しい担任の先生に告られてたの!」

「そうそう!恋してやろうかコノヤローってw」

「ハッシュタグ始業式ラブ〜ww」

「おいお前らやめろよ!!!」


一足早く教室で始業式からクラスメイトが戻ってくるのを待っていたAのもとに、笑いを堪えられない様子で走り寄ってきた今泉と川崎

周りにどう言われようがいいと思っていたが、唯一知れたくなかったAへ二人にチクられる形で伝わってしまい焦って止める東条


『へぇ、東条くんモテるのね』

「あんなやつにモテても嬉しくないっていうか、俺は、その…っ、できればAさんn」

「来た来た来た!」


机の前までやってきてあーでもないこーでもないと頭を掻きながら、何かを伝えようとしている東条だったが、クラスメイトの担任が来たという声に遮られ「あーもう!」と頭を抱える

そんな東条の様子に、思わずふふっと笑みをこぼすA


『いいんじゃない?先生と生徒の始業式ラブも』

「えっ、ちょっAさん…っ」

――ガラガラッ

「どうも、原田です」

『ぁ、朝の人』

「あら道案内してくれた綺麗な子、あたしのクラスだったのね」

『じゃあ、新しい担任の先生だったんですね』

「そうよ、あたしがあなたの担任!よろしく」

「せんせー、名前どんな字書くんですかー?」


意中の相手であるAとの貴重な会話を遮られた挙句、盛大な勘違いをされたことで虫の居所が悪い東条が、楽し気に会話をしている二人を遮るように刺々しく発言する


「あら、それ先生っぽいわね」

「のぶお…?」

「「「wwww」」」

「先生って前の職業も先生だったんですかー?」

「初めてだけど」

「本当はそういうところで働いてたんじゃないですか〜?」

「うん、働いてたね」

「ゲイ名教えてくださーい」

「ゲイ名?」

「ゲイの名前」

「作ってなかった、みんなマリリンとかのぶおとか呼んでたかしら。でもみんな好き勝手呼んでたわ、名前なんて私だってわかれば勝手に呼びたいように呼べばいいのよ」

「じゃあ〜、俺たちものぶおって呼んでいいですか?」

「おい東条、おちょくりすぎだって」

「好きになさい」

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涼宮美桜 - このお話すっごく好きです!これからも更新頑張ってください!応援してます!! (2019年6月23日 19時) (レス) id: 67fa9efd8d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちよまる | 作成日時:2019年6月16日 20時

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