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1人で ページ42

早くあの場所から離れたくて、一人になりたくて、あまり人気のないところまで来てしまった。


……大人げなかったかな。
勝手に嫉妬して、会いたくないなんて。

グクもきっと怒ってる、よね。

あれから通知も来てるけど読んでないし。




グクが私のことを好きでいてくれてるってことは頭の中ではわかってるんだけど、
さっきのを見るとどうしても年のこととかいろいろ考えてしまう。

グクには私なんかより、お金持ちのもっと可愛い子の方がいいんじゃないかとか。

…それはそれで嫌なんだけど。









「…どうしたらいいかな」









ちょうど隣のあった水槽にいたオオサンショウウオに話しかける。

人いないし、いいよね。









「私…彼氏、と釣り合ってないと思うんだけどどう思う?」









1人でオオサンショウウオに話しかけてる。
傍から見たら不審者でしかないんだけど、人もいないし、そんなこと気にしない。









「所詮私、使用人なんだよね」

「あっちが好きでいてくれてるだけで奇跡なのかな」

「私はお金も持ってないし、奥様と違って特に容姿も優れているわけでもないし。将来グクはそんなのといても幸せにはなれないと思うんだ、…はは」









当たり前だけどオオサンショウウオは黙ったまま。
でもそれが、“もっと話してていいよ”って言ってるみたいで、私の口はとまらない。









「さっきの子だってちょっとぶりっ子っぽかったけど、可愛い子だったし」

「この水族館もあの子の父親がやってるみたいだった」

「……グクのためにも、離れた方がいいと思う?」

「今さら何をって感じだけどね」





『 只今から、イルカプールにおいてイルカショーが開始致します』





「…始まっちゃった」






オオサンショウウオは、ちろりと舌を出すだけ。

何やってんだろうなぁと自分に呆れながらガラス越しにつんつんとつついてみる。









「大好きなのにな……」









「それはオオサンショウウオが?
それとも俺が?」









ふと後ろから聞こえる愛しい声。

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もるもる(プロフ) - マテさん» はじまして!いつも読んでいただけてるなんて嬉しいですー!(´∀`*)ユンギ先生、了解しました!今のところどっちの選択肢も希望してくれてる方がそれぞれいらっしゃるので、同時進行になりそうです…。更新はこの作品よりも遅くなるかもしれませんがご了承ください…! (2016年6月21日 22時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
マテ(プロフ) - はじめまして!いつも読ませてもらってます(^^) ユンギ先生のお話読みたいです! これからもがんばってください! (2016年6月21日 0時) (レス) id: 698b8f238e (このIDを非表示/違反報告)
もるもる(プロフ) - リリさん» ご意見ありがとうございます(*^-^*)なんとかテヒョンが報われるようにしたいと思います!笑 予想していたのと違ったらすいません…! (2016年6月20日 17時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - テヒョンのお願いしたいです! (2016年6月20日 9時) (レス) id: 72d18dc23c (このIDを非表示/違反報告)
もるもる(プロフ) - ててべくさん» うわーありがとうございます(*/ω\*)待っていただけて嬉しいですーー!!! もっと更新早くなるように頑張りますね!! (2016年6月18日 19時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もるもる x他2人 | 作成日時:2016年2月22日 17時

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