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不機嫌 ページ5

「ヒョン、トイレ行くって出ていきましたよね。何うちの使用人たぶらかしてんですか」

「…ちゃんとトイレ行ったもーん」

「そういう問題じゃないです」







坊ちゃまはそのおっそろしいお顔のまま私をジロリと睨んで、またテヒョン様に視線を戻す。

あまり見たことのない表情で、少しびくりとしてしまった。




……それにしてもここまで怒ることないと思うけど…。

テヒョン様がまた何かやらかしたのだろうか。







「…用が済んだならさっさと行きますよ、使用人の仕事の邪魔は止めてください」

「えー、ヌナ邪魔だった?」







不意に覗き込まれてびっくりしつつ、いえ…と曖昧に返しておく。

……ほんとはちょっと邪魔だったけど。




それでも曖昧に返したのが悪かったのか、また坊ちゃまに睨まれてしまった。

…これは早いとこ逃げておいたほうがいいかもしれない。






「で、では私はこれで…仕事も残ってますし」

「ちぇー、ヌナともっと喋りたかったー」

「女なんてヒョンには学校で腐るほど群がってくるでしょ、行きますよ」

「あの子たちとヌナを一緒にしないでよー。ねーヌナー?」

「…はは」

「うるさい、行きますよ」









坊ちゃまはそういうとテヒョン様の首根っこを掴んで引きずって行ってしまった。

テヒョン様は引きずられながらもずっと私に手を振っていたけれど。








……さっき女は腐るほどいるって言ってたな…。さすがテヒョン様。

確かにあの容姿であの財力なら大半の女性はほっとかないだろう。

あ、それを言うならうちの坊ちゃんだってそうか。








ってそんなことを考えている暇ないんだった。

まだ残っている仕事があるんだ、さっさとやらねば。

負けない→←痛そう



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もるもる(プロフ) - マテさん» はじまして!いつも読んでいただけてるなんて嬉しいですー!(´∀`*)ユンギ先生、了解しました!今のところどっちの選択肢も希望してくれてる方がそれぞれいらっしゃるので、同時進行になりそうです…。更新はこの作品よりも遅くなるかもしれませんがご了承ください…! (2016年6月21日 22時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
マテ(プロフ) - はじめまして!いつも読ませてもらってます(^^) ユンギ先生のお話読みたいです! これからもがんばってください! (2016年6月21日 0時) (レス) id: 698b8f238e (このIDを非表示/違反報告)
もるもる(プロフ) - リリさん» ご意見ありがとうございます(*^-^*)なんとかテヒョンが報われるようにしたいと思います!笑 予想していたのと違ったらすいません…! (2016年6月20日 17時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - テヒョンのお願いしたいです! (2016年6月20日 9時) (レス) id: 72d18dc23c (このIDを非表示/違反報告)
もるもる(プロフ) - ててべくさん» うわーありがとうございます(*/ω\*)待っていただけて嬉しいですーー!!! もっと更新早くなるように頑張りますね!! (2016年6月18日 19時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もるもる x他2人 | 作成日時:2016年2月22日 17時

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