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練習 ページ23

目を開けると、ニヤリと笑う坊ちゃまがすぐ目の前に。









「期待した?」

「…期待とかそんなんじゃないです。なんというか…思っていた場所と違っただけで」

「ふーん…顔赤いくせに。じゃ、やり直して…」

「結構です」









…いくら健全な男子高校生だからってもう完全にセクハラじゃないのか。








「…一体、なぜこんなことするのですか」








すると、坊ちゃまは目を見開いた。








「…え、わかんないの?」








わかんないの?…って。

聞かされてないんだからわかるわけない。








「当たり前です。これもうセクハラの領域ですよ」

「せ、くはら?」








しまった、というように腰から手を離す坊ちゃま。

…やっと自覚したのか。

一応バッと坊ちゃまから距離を取る。









「そっちかー…」

「ほかにどっちがあるんですか」

「いやさー、俺がAのこと好き、とかさ」

「ないですね」








この坊ちゃまは。

ついにうさぎのように頭がおめでたくなってしまったのか。









「私を口説き練習にするのはいいですけど、練習とかってあんまりしないほうがいいですよ」

「…そっか」









呆れながら坊ちゃまを見ると笑っているものの、何かを思案するような顔つきになっている。








「どうされました?」

「…なんもない」







坊ちゃまはそういうと、ぼふっとベットに身を投げ出した。

その様子を見守ってから、私はドアノブに手をかける。







「おやすみなさいませ」

「…A」

「?はい」

「気持ちって、どうやったら伝わるの」







……まさか本当に好きな人がいたとは。

びっくりして振り返ると、坊ちゃまはうつ伏せになっていて表情は読めなかった。







「…態度と言葉、ですかね。言葉の選び方にもよりますけど」

「…。」







返事がない。

…自分から聞いといて寝たのかうちの坊ちゃまは。

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もるもる(プロフ) - マテさん» はじまして!いつも読んでいただけてるなんて嬉しいですー!(´∀`*)ユンギ先生、了解しました!今のところどっちの選択肢も希望してくれてる方がそれぞれいらっしゃるので、同時進行になりそうです…。更新はこの作品よりも遅くなるかもしれませんがご了承ください…! (2016年6月21日 22時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
マテ(プロフ) - はじめまして!いつも読ませてもらってます(^^) ユンギ先生のお話読みたいです! これからもがんばってください! (2016年6月21日 0時) (レス) id: 698b8f238e (このIDを非表示/違反報告)
もるもる(プロフ) - リリさん» ご意見ありがとうございます(*^-^*)なんとかテヒョンが報われるようにしたいと思います!笑 予想していたのと違ったらすいません…! (2016年6月20日 17時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - テヒョンのお願いしたいです! (2016年6月20日 9時) (レス) id: 72d18dc23c (このIDを非表示/違反報告)
もるもる(プロフ) - ててべくさん» うわーありがとうございます(*/ω\*)待っていただけて嬉しいですーー!!! もっと更新早くなるように頑張りますね!! (2016年6月18日 19時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もるもる x他2人 | 作成日時:2016年2月22日 17時

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