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ロマンチック ページ21

二人で苦笑を浮かべ、いまだに固まっているテヨン様を見つめる。

すると、ずっと一人でニヤニヤしていたテヒョン様が、ニヤニヤしたまま口を開いた。








「ねえテヨンちゃん?」

「…っあ、はい」

「行ってきなよ」

「え?……ど、どこに」

「ジミナはシャイだからさー。たぶん今から車呼んで帰ると思うよ?」

「…」

「それに、テヨンちゃんはどうか知らないけど、ジミナ明日から受験勉強するからここ来ないんだって」

「…!」

「俺はいつでも来るんだけどねー?ひひ。

……テヨンちゃんがジミナに会えるのは、もしかしたらこれが最初で最後かもしれないよ?」








テヒョン様の最後の一言で、テヨン様は弾かれたように部屋を飛び出す。

少しして外から車の排気音と誰かを呼び止めるような女性の声が聞こえた。









「お互いに一目惚れとはロマンチックですね…」

「ん?ヌナそーゆーの好きなの?」

「好きというか…まあ、いいなぁとは思います」

「へー意外!!」








…そりゃ私だって女ですからそれぐらいは思いますよ失礼な。








「それより、あのお二人は大丈夫でしょうか」

「あいつとヒョンなら大丈夫でしょ。……そのまま駆け落ちでもしてくれればいいのに」

「高校生なんですから無理に決まってるでしょう」

「…ま、どっちにしろ破談になっただろうからいいけどね」









頭の後ろで手を組み、ちょっとうれしそうな坊ちゃま。

……どんだけ嫌だったんだ。









「破談ー?何が?」

「ヒョンにはもう関係ないですよ(説明めんどくさいし)」

「あっ!今最後にめんどくさいしって聞こえた!!」

「…」

「無視!?」

「ヒョンはもう帰ったほうがいいと思います」

「えー?…あっ!……泊・ま・り・た「だめ」…えーなんでー」

「なんででもです。ほら早く」

「もー。じゃあヌナまたね!」

「はい、またお越しください」








それから急に走り寄ってきたかと思うと、

ちゅっ

と私の頬にキスを残し、満足げに出て行った。








「「…!」」








……そして、またもなぜか私が坊ちゃまに睨まれた。

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もるもる(プロフ) - マテさん» はじまして!いつも読んでいただけてるなんて嬉しいですー!(´∀`*)ユンギ先生、了解しました!今のところどっちの選択肢も希望してくれてる方がそれぞれいらっしゃるので、同時進行になりそうです…。更新はこの作品よりも遅くなるかもしれませんがご了承ください…! (2016年6月21日 22時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
マテ(プロフ) - はじめまして!いつも読ませてもらってます(^^) ユンギ先生のお話読みたいです! これからもがんばってください! (2016年6月21日 0時) (レス) id: 698b8f238e (このIDを非表示/違反報告)
もるもる(プロフ) - リリさん» ご意見ありがとうございます(*^-^*)なんとかテヒョンが報われるようにしたいと思います!笑 予想していたのと違ったらすいません…! (2016年6月20日 17時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - テヒョンのお願いしたいです! (2016年6月20日 9時) (レス) id: 72d18dc23c (このIDを非表示/違反報告)
もるもる(プロフ) - ててべくさん» うわーありがとうございます(*/ω\*)待っていただけて嬉しいですーー!!! もっと更新早くなるように頑張りますね!! (2016年6月18日 19時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もるもる x他2人 | 作成日時:2016年2月22日 17時

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