なにこれ ページ20
「……で、Aなんか提案とかある?」
「……なにか、と言われましても」
一瞬テヒョン様の方を見た坊ちゃまは、何事もなかったかのように話し出す。
それにつられて私もテヒョン様を見て見ぬふりしてしまった。
……だって触れたらめんどくさそうなんだもん。
「グキ遅いー」
「……だから待っててって言ったじゃないですか」
「何の話してんのー?ってかあれ?君は?」
テヨン様に気づいたテヒョン様がポケットに手を突っ込み、両足でジャンプしながら部屋に入ってくる。
……普通に歩けばいいのに。
ってかさっきあなたが玄関で飛び込んできたときからテヨン様はいらっしゃいますけど。
「俺はねーキムテヒョン!よろしく!」
「キムテヨンです、初めまして」
「あ、キム同士だー!ね、ヌナ!」
「あ、え?そ、そうですね…」
「変なところでAに話振らないでヒョン」
…テヨン様は優しい笑顔で答えていてテヒョン様は気づいてないけれど、
テヨン様が「よろしく」ではなく「初めまして」と返したのに私は気付いてしまった。
……関わりたくないんだろうな。←
「んでグキ…」
テヒョン様が話し始めようとすると、
ガチャッ
とまたドアが開いて
「おい、テヒョナなにして…」
次はジミン様が入ってきた……と思ったら、急に固まってしまった。
どうかされたのだろうか。
「お!来た来t…「あの」ん?どしたのテヨンちゃん」
「…?テヨン様?」
急に言葉を発したテヨン様を見ると、テヨン様も口元を押さえて固まっていらっしゃった。
「(あ、あの方の…名前は)」
「?パクジミン様ですけれど…」
その固まったまま小さな声でつぶやくテヨン様に、どうしたのだろうかと疑問を抱きながら答える。
なぜか頬が赤くなっていらっしゃるのは気のせいだろうか…?
「……ジミン、さん……素敵…!」
「「「…え?」」」
いきなり放たれたテヨン様の言葉に、テヒョン様と坊ちゃまと私は思わず聞き返した。
そして、ジミン様もジミン様で。
テヒョン様がジミナ?と声をかけてみると、ハッと我に返るなり顔を朱に染め、慌てて出て行ってしまった。
そして部屋に訪れる沈黙…。
「え、なにこれ」
……今回だけは同感です坊ちゃま。
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もるもる(プロフ) - マテさん» はじまして!いつも読んでいただけてるなんて嬉しいですー!(´∀`*)ユンギ先生、了解しました!今のところどっちの選択肢も希望してくれてる方がそれぞれいらっしゃるので、同時進行になりそうです…。更新はこの作品よりも遅くなるかもしれませんがご了承ください…! (2016年6月21日 22時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
マテ(プロフ) - はじめまして!いつも読ませてもらってます(^^) ユンギ先生のお話読みたいです! これからもがんばってください! (2016年6月21日 0時) (レス) id: 698b8f238e (このIDを非表示/違反報告)
もるもる(プロフ) - リリさん» ご意見ありがとうございます(*^-^*)なんとかテヒョンが報われるようにしたいと思います!笑 予想していたのと違ったらすいません…! (2016年6月20日 17時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - テヒョンのお願いしたいです! (2016年6月20日 9時) (レス) id: 72d18dc23c (このIDを非表示/違反報告)
もるもる(プロフ) - ててべくさん» うわーありがとうございます(*/ω\*)待っていただけて嬉しいですーー!!! もっと更新早くなるように頑張りますね!! (2016年6月18日 19時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もるもる x他2人 | 作成日時:2016年2月22日 17時