破談て。 ページ19
私はこんな性格だし、昔から友達も少なかった。
テヨン様がそんな私と仲良くしたい、と言ってくださったとき、実はとてもうれしくて。
�友達″などとテヨン様と同等のような立場になるつもりはない。
けれど、少しでも話せる相手が出来たのだといい年して喜んでいた。
でもそれも…演技だったのだろうか。
「え!?いやそんなわけないです。
……そりゃあ、素の私だったらあんなこと普通言いませんけど。面白いし仲良くなりたいって思ったのは本心で…。…私さすがにそんなことする程までは性格腐ってませんし。」
「そ、そうなんですか…。ありがとうござい、ます」
そう聞けて、安堵した。
こんな小さなことをいちいち気にするのも幼稚だけれど。
「友情深めてるところ申し訳ないけど」
坊ちゃまが不意に話をきりだした。
「なに」
「…睨むなって。まあAになら言ってもいいかなと思って」
「…大丈夫なの。万が一お父様たちに知られたら…」
「Aはそんなことしねーよ」
まぁなんとなくわかってるだろうけど、と坊ちゃまは私に向かって話し出す。
「俺らは結婚に反対なわけ。勝手に決められてたわけだし、こんな奴と結婚とか無理だし」
「はあ…」
「私こそあんたと一生過ごすとか死んでも無理」
「はいはい。でね、なんとかしてこの件破談にさせようとしてんだけど、できてないっていう話」
……いや、いやいやいや…破談て。
いくら勝手に決められた結婚なんてしたくないって言ったって、行動力ありすぎでしょう。
「さっきもコイツにテヒョニヒョンに飛びつかせて、そこから恋愛に発展したりしないかなと思って行かせたんだけど結局Aの方に行って失敗したし」
「馬鹿じゃないの。発展するわけないわ、私のタイプじゃなかったもの」
はは…かわいそうにテヒョン様。
そんなことを思っていると急に後ろの扉が開いて、
「しっつれいしまーす!!あれ、ヌナもいんじゃん」
ご本人登場。
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もるもる(プロフ) - マテさん» はじまして!いつも読んでいただけてるなんて嬉しいですー!(´∀`*)ユンギ先生、了解しました!今のところどっちの選択肢も希望してくれてる方がそれぞれいらっしゃるので、同時進行になりそうです…。更新はこの作品よりも遅くなるかもしれませんがご了承ください…! (2016年6月21日 22時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
マテ(プロフ) - はじめまして!いつも読ませてもらってます(^^) ユンギ先生のお話読みたいです! これからもがんばってください! (2016年6月21日 0時) (レス) id: 698b8f238e (このIDを非表示/違反報告)
もるもる(プロフ) - リリさん» ご意見ありがとうございます(*^-^*)なんとかテヒョンが報われるようにしたいと思います!笑 予想していたのと違ったらすいません…! (2016年6月20日 17時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - テヒョンのお願いしたいです! (2016年6月20日 9時) (レス) id: 72d18dc23c (このIDを非表示/違反報告)
もるもる(プロフ) - ててべくさん» うわーありがとうございます(*/ω\*)待っていただけて嬉しいですーー!!! もっと更新早くなるように頑張りますね!! (2016年6月18日 19時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もるもる x他2人 | 作成日時:2016年2月22日 17時