謝罪と質問 ページ18
なんの役にも立たなくなった二つのグラスをトレーの上に乗せたまま固まる。
ど、どうする。
…逃げる？
いや、でもそんなことしたら後から坊ちゃまに何言われるかわからない。
「……A？え、いないの？」
部屋の中から足音が近づいてくる。
大袈裟かもしれないが、ガチャッとドアが開いたのがやけに遅く感じられた。
「あぁやっぱいた……って、え？なんで頭下げてんの？」
「テヨン様」
「え、あ、はい…？」
「…使用人でありながら、このような犯罪とも言える行為をしでかしてしまい、誠に申し訳ありませんでした」
「え！？い、いやそんな大袈裟な…！大体私も、その…偽ってたわけですし」
「いえ、テヨン様も人間なのですから秘密があるのも当たり前です。頭を下げればいいというものではないとは存じ上げておりますが、今私にできることと言えばこれくらいで……」
「か、顔を上げてください。いくら私でもそういう趣味はないですから…！」
おそるおそる顔を上げると、何がしたいんだとでも言いたげな坊ちゃまの横に、
焦りと困惑が混じったような表情でテヨン様が立っていらっしゃった。
「うん、別にAはそんなに謝んなくていいじゃん。
性格ブスを隠してたこいつが全部わる「あんたは黙って」…ちっ」
「……。」
びっくりするぐらいの冷ややかな視線を坊ちゃまに浴びせてから私の方に向き直ったテヨン様。
けれど今こっちを向くテヨン様はさっきの表情に戻られている。
……凄いとしか言いようがない。
…でも。
「あの、テヨン様。一つ…伺っても、よろしいですか」
「は、はい…どうぞ…？」
小さいことだけれど、聞きたいことがある。
――「……私と仲良くなりたいとおっしゃっていたのも、演技…ですか」
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もるもる(プロフ) - マテさん» はじまして！いつも読んでいただけてるなんて嬉しいですー！(´∀`*)ユンギ先生、了解しました！今のところどっちの選択肢も希望してくれてる方がそれぞれいらっしゃるので、同時進行になりそうです…。更新はこの作品よりも遅くなるかもしれませんがご了承ください…！ (2016年6月21日 22時) (
レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
マテ(プロフ) - はじめまして！いつも読ませてもらってます(^^) ユンギ先生のお話読みたいです！ これからもがんばってください！ (2016年6月21日 0時) (レス) id: 698b8f238e (このIDを非表示/違反報告)
もるもる(プロフ) - リリさん» ご意見ありがとうございます(*^-^*)なんとかテヒョンが報われるようにしたいと思います！笑 予想していたのと違ったらすいません…！ (2016年6月20日 17時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - テヒョンのお願いしたいです！ (2016年6月20日 9時) (レス) id: 72d18dc23c (このIDを非表示/違反報告)
もるもる(プロフ) - ててべくさん» うわーありがとうございます(*/ω＼*)待っていただけて嬉しいですーー！！！ もっと更新早くなるように頑張りますね！！ (2016年6月18日 19時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もるもる x他2人 | 作成日時：2016年2月22日 17時
