何がしたいの ページ16
私は当然その飛んできた人とともに後ろに倒れ込む。
テヨン様は私の後ろにいたけれど咄嗟に避けたみたいで、突然の出来事に目を丸くしていた。
ああ、テヨン様に当たらなくてよかった…!
「……急になんなんですか、テヒョン様。ていうかなぜあなたがいらっしゃるのですか」
「いやグキにとびかかれって言われてさー。……ひひ、ヌナいい匂いだね」
「Aにとびかかれとはいってないですけど。変態発揮しないでヒョン」
いやあなたに変態とか言える筋合い無いですけどね。
いきなり現れた坊ちゃまに心の中で少々ツッコミつつ、テヒョン様をはがしてもらい立ち上がる。
お尻汚れたかな…?
まぁ黒だからいいか。←
ぱんぱんとはたきながらなんとも女っ気のないことを考えているとテヨン様に、大丈夫ですか…?と心配された。
お優しい…。
大丈夫ですと返しながらテヒョン様たちに向き直る。
「本当に何がしたいんですか…。危ないから止めてくださいね」
「はーい…。
ま、怒られたけどヌナにくっつけたからいいや!よし戻るぞグキ!またジミナが待ってる!」
「んー…ちょっと先行っててください」
「え、ヌナ独り占めするつもりか!!」
「何言ってるんですか早く行ってください」
わーわー言いながらもしぶしぶ戻っていったテヒョン様。
なんかやっと静かになった…。
「えっと…あの方は?」
「ああ、すみません。ジョングク様のご友人というか先輩というか…」
「そうなんですね…」
賑やかな方なんですね、と苦笑されるテヨン様。
…これ引いてるよ。残念、引かれてるよテヒョン様。
「ちょっと、あんたきて」
急にそんなことを言い出した坊ちゃまの指さす先はテヨン様。
「…そんな失礼な呼び方で呼ぶのはありえないと思いますよジョングク様」
「ふふ、大丈夫ですよAさん。さあジョングクさん、どこに行きましょうか?」
「そこの空いてる部屋でいい」
そう言って歩き出す二人の背中を見送っていると、坊ちゃまが顔だけ振り向き、
ドヤ顔で
(ちゃ・ん・と・き・い・と・け)
と口パクした。
……どうやらテヨン様の本性(?)を私に見せたいらしい。
2719人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もるもる(プロフ) - マテさん» はじまして!いつも読んでいただけてるなんて嬉しいですー!(´∀`*)ユンギ先生、了解しました!今のところどっちの選択肢も希望してくれてる方がそれぞれいらっしゃるので、同時進行になりそうです…。更新はこの作品よりも遅くなるかもしれませんがご了承ください…! (2016年6月21日 22時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
マテ(プロフ) - はじめまして!いつも読ませてもらってます(^^) ユンギ先生のお話読みたいです! これからもがんばってください! (2016年6月21日 0時) (レス) id: 698b8f238e (このIDを非表示/違反報告)
もるもる(プロフ) - リリさん» ご意見ありがとうございます(*^-^*)なんとかテヒョンが報われるようにしたいと思います!笑 予想していたのと違ったらすいません…! (2016年6月20日 17時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - テヒョンのお願いしたいです! (2016年6月20日 9時) (レス) id: 72d18dc23c (このIDを非表示/違反報告)
もるもる(プロフ) - ててべくさん» うわーありがとうございます(*/ω\*)待っていただけて嬉しいですーー!!! もっと更新早くなるように頑張りますね!! (2016年6月18日 19時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もるもる x他2人 | 作成日時:2016年2月22日 17時