ウサギなご主人

通常運転 ページ12

まぁとにかく、テヨン様がいらっしゃったら確かめてみればいいことだろう。









「てかさ、明日ってなに。こういうのはもっと早く言ってくるもんでしょ」

「……まぁ、あちらにもご予定というものがおありですし」








そう、問題のテヨン様がいらっしゃるのがなんと明日。

あちらも大きな会社の社長令嬢ですしね…。

……用意が多少大変だったけど。








「俺だって暇じゃないのにさ」

「何を言ってますか、あなたにすることなんてほぼないでしょう」

「……学校」

「ああ、そこは大丈夫です。ジョングク様が学校に行かれている間はもちろんテヨン様も学校ですから」

「……」

「だからもうつべこべ言ってないで、お風呂に入って寝てください」

「うー」







口をとがらせながらソファから起き上がる坊ちゃまに、着替えを渡した。

急にあれ？とニヤリと笑う坊ちゃまに、首をかしげる。








「やだーパンツ見ちゃったの？もーAのえっｃ…」

「あなたの下着を見たところでどうも思いませんよ」

「…じゃあ風呂一緒入る？」

「だから入りませんって、何回目ですかこれ。毎日言ってますよ」

「気が変わることもあるかなーっと」

「変わるわけないです」








何を言い出すかと思えば、いつもの発言。

恥ずかしいとは思わないのだろうか。


あ、まさかテヨン様にも…！？

……お気の毒に、だから嫌われたのでしょうね。




こういうことは学校のお嬢様方にして差し上げればいいのに。









それはそれはドン引きされるでしょうから。

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