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坊ちゃま ページ1

チチチ、と小鳥のなく声がして、今日も一日が始まるのを実感する。

いい天気。ぐーっと背伸びをしてから気合いを入れた。




使用人専用の寮を出てとてつもなく大きな本館に向かう。

さて、今日もがんばろう。



そしてこんな豪邸で働く私の業務は、坊ちゃま起こしから始まる。





……………………





「ジョングク様、起きてください。朝ですよ」

「…んー…」

「学校があるのですから、ジョングク様」

「んー…」

「ジョングク様」

「…ん」




ん、とだけ返事してなかなかベットから出てこない。

しびれを切らした私はその無駄に大きなベットにつかつかと歩み寄る。





「起きてください。坊ちゃま」

「…その呼び方やめてって言ったじゃん」






坊ちゃま、と発した瞬間にむくりと起き上がる坊ちゃま。

やめるも何も、私の中では坊ちゃまは坊ちゃまなのだから致し方ない……、

と思うが坊ちゃまにとっては気に入らないらしい。

思春期だ。





「お早うございますジョングク様」

「…眠い」





そういって寝ぼけ眼を擦る坊ちゃまは可愛らしいけれど。





「…Aも一緒に寝よ」





とぐいっと引っ張り込まれる……

寸前にぱしっとその手を掴みにっこりと微笑んでやる。

……全くこの坊ちゃまは。






「おふざけはこの辺にした方がよろしいかと。…怒られたいのですか?」

「…ちぇ」





何がちぇ、だ。

そんな風に頬を膨らませても、私にはウサギにしか見えないから意味がないというのに。

他の使用人の娘たちだと話は別になるけれど。






「顔を洗うと目が覚めますよ」

「んなの知ってるし」





…じゃあさっさと動かんかセクハラウサギめ。

ニンジン→



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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ジョングク
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もるもる(プロフ) - マテさん» はじまして!いつも読んでいただけてるなんて嬉しいですー!(´∀`*)ユンギ先生、了解しました!今のところどっちの選択肢も希望してくれてる方がそれぞれいらっしゃるので、同時進行になりそうです…。更新はこの作品よりも遅くなるかもしれませんがご了承ください…! (2016年6月21日 22時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
マテ(プロフ) - はじめまして!いつも読ませてもらってます(^^) ユンギ先生のお話読みたいです! これからもがんばってください! (2016年6月21日 0時) (レス) id: 698b8f238e (このIDを非表示/違反報告)
もるもる(プロフ) - リリさん» ご意見ありがとうございます(*^-^*)なんとかテヒョンが報われるようにしたいと思います!笑 予想していたのと違ったらすいません…! (2016年6月20日 17時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - テヒョンのお願いしたいです! (2016年6月20日 9時) (レス) id: 72d18dc23c (このIDを非表示/違反報告)
もるもる(プロフ) - ててべくさん» うわーありがとうございます(*/ω\*)待っていただけて嬉しいですーー!!! もっと更新早くなるように頑張りますね!! (2016年6月18日 19時) (レス) id: f5d697a81a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もるもる x他2人 | 作成日時:2016年2月22日 17時

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