番外編 ページ19
今日はバレンタイン!!
と、いうことで……番外編に行きましょう!!
作者バレンタイン大好き…。お菓子…((
因みにこれは警察学校時代です___
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[松田さんへ]
いつもの様に食堂で食事をとっていると、松田が肘をついてずっと見てくる。
何?私何かした?と内心焦りながら、チクチクと刺さってくる視線に耐える。
「ねぇ何?!視線凄いな!!」
それも我慢の限界に達した時、若干キレ気味になってそう言うと皆して笑い始めた。
何これいじめ?軽いいじめだよ?軽くホラー。
そう心の中で文句を言っていると、緑川が笑いながら喋った。
「好きな子にチョコ貰えなかったから拗ねてるんだよ松田」
「ゴフッ!!」
「うぉっ!!」
驚いて、食べていたパンを喉に詰まらせると目の前にいた伊達を驚かせてしまった。
その反動で伊達はお茶を服に溢した。
……………ゴメンよ?伊達。
自分のせいなのにドンマイとしか言い様がない。
松田の視線の理由に私は驚いた。と言うより呆れた。
「そんな事あるんだ?大抵の子には貰えると思うけど…」
そう言うと松田の視線が外れ、等の本人はハァ〜〜と、とっても長い溜息を吐いていた。
それには皆も苦笑いをするしかない。
どんな女の子でも落としてしまう松田をここまで振り回すとはどんな子なのか気になって聞いてみた。
「鈍感でバカで………可愛い…」
若干愚痴に聞こえるけど、最後聞こえない様に言った言葉が私にはハッキリ聞こえた。
「はっ?待ってベタ惚れ?」
そういうとみるみるうちに赤みを帯びていく松田の顔に少しチクッときた。
可愛い……。女子の私より可愛い。正直に言ってそう思った。
「はいはい。可哀想な松田に私からチョコを恵んであげよう」
小バカにした様に言ったが、正直結構勇気を出して言った一言だった。
たったそれだけなのに告白したような気持ちになってしまう。
萩原から「ハハッ、素直じゃないな」と笑われたが、チョコをあげないと言ったら案外すぐに黙った。
「サンキュー」
「…うん!」
嬉しそうにそう言った松田を見ると、あぁ、好きだな…。と胸が締め付けられた。
[2日後]
「松田の奴、嬉しそうに貰ったチョコ毎日1つずつ食べてるぞ」
「えっ?」
降谷が不満そうに言ったが、私は驚いて目を見開いた。
「俺等がくれって言っても駄目の一点張りでさ」
緑川も降谷と同じく呆れ気味に文句を言う。
想像しただけで可愛らしくて、ニヤけが止まらなかった。
来年もあげてみようかな______
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やっち(プロフ) - 続編のパスワード教えて下さい (2023年4月4日 17時) (レス) @page50 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
麗奈 - 残念です。続編が見れなくて・・・ (2020年4月13日 13時) (レス) id: 81f99139dd (このIDを非表示/違反報告)
いっちー+∧∧(プロフ) - つ、続きが読めん…だと……。ここまで読んでこれの続きが…。 (2019年7月18日 12時) (レス) id: b24672f186 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - ピンクさん» どうしてパスワード制なのでしょうか?期待させて続編へ向かわせて、見れないというのはとても残酷です… (2019年5月21日 17時) (レス) id: f92c717922 (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - 期待した自分がバカでした (2019年3月28日 19時) (レス) id: 96967fede0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピンク | 作成日時:2019年2月5日 21時