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降谷side
淡いパープルのドレスをAと一緒に試着室に詰め込んで、着替え終わるのを待っていた。
しかしいっこうに出てこないため、俺は急かしてみるが
「嫌!!」
しか返ってこない。
俺は無理矢理、試着室のカーテンを開けた。
「は?!開けんなし!!」
「お前が遅いからだ」
そこにいたのは先程と見違える程綺麗に着飾られたAだった。
本人は顔を手で覆い、崩れ落ちているが耳まで赤いためほとんど意味がない。
「ウエディングドレスとか着たことないし……」
「いつもマーメイドだからな」
「…まぁ、そんなにヒラヒラしてないからいいけど」
いつも体のラインを主張するようなドレスを着ているAには違和感があったらしい。
それでもスカートが広がってないドレスを選んだんだが…。
そんな思いも知らずにAは、ドレスに文句を言い続ける。
俺はAの手首を掴み、無理矢理立たせると素早く写真を撮る。
「なっ!!」
「萩原に送ってやるよ」
「…は?!!」
一瞬で 萩原に送る=松田も見る の考えに至ったのか、すぐにスマホを奪おうとしてくる。
だが俺はAより高い身長を利用して、スマホを持つ手を上げる。
「大丈夫だ。似合ってるから」
「………へっ?」
そう言って頭を撫でてやると、Aは変な声を出して誰かに電話をし始めた。
「ちょっと風見!!降谷が変!!び、病院に…」
「風見、俺は正常だ。真に受けるな」
乱暴に電話を切ってAに投げ渡すと、顔を覗きに来たAの頭をワシ掴みにする。
お前……二度と優しくしてやらんからな…
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やっち(プロフ) - 続編のパスワード教えて下さい (2023年4月4日 17時) (レス) @page50 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
麗奈 - 残念です。続編が見れなくて・・・ (2020年4月13日 13時) (レス) id: 81f99139dd (このIDを非表示/違反報告)
いっちー+∧∧(プロフ) - つ、続きが読めん…だと……。ここまで読んでこれの続きが…。 (2019年7月18日 12時) (レス) id: b24672f186 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - ピンクさん» どうしてパスワード制なのでしょうか?期待させて続編へ向かわせて、見れないというのはとても残酷です… (2019年5月21日 17時) (レス) id: f92c717922 (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - 期待した自分がバカでした (2019年3月28日 19時) (レス) id: 96967fede0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピンク | 作成日時:2019年2月5日 21時