誕生日―としみつ ページ7
としみつ×彼女
今日は私の誕生日。でも、彼は今日撮影で家にはいない。今日は2人で楽しく誕生日を過ごすはずだったけど、撮影なら仕方ない。私はとし君が帰ってくるのを静かに待った。
こころ「とし君まだかなぁ。誕生日忘れちゃったのかな」
時の流れは遅くて、時計の針はまだお昼の12時を指している。1人でとし君と食べるはずだったご飯を食べて、特にする事も無く寂しくなって
私は寝た
こころ「ん…。寝過ぎちゃった」
時計を見ると夕方の5時を指していた。部屋は薄暗くて、とし君が帰ってきた気配もなかった。2人でお揃いで買った緑色の枕は起きたら少し濡れていた。携帯の画面を見てもなんの連絡もなくて、私はリビングに向かった。
こころ「とし君なんて知らん…」
そんな不満を呟いたら、後ろから抱きしめられた。振り返ると、息を上げながら私を優しく包み込むとし君がいた。
こころ「とし君…」
としみつ「ごめん。本当にごめん。撮影めちゃ長引いちゃって、朝から1人にしてごめん」
こころ「うち、とし君が誕生日忘れちゃったと思った…(泣)」
そしてとし君の胸でたくさん泣いた。そんな私の頭をごめんな。って謝りながら撫でてくれた。
としみつ「俺、こころの誕生日忘れてないし、ちゃんとプレゼントも買ってきたよ」
こころ「忘れてなくて良かった…」
としみつ「本当にごめんな。今から誕生日パーティしよ」
こころ「でも、うち何もご飯の準備してない」
としみつ「こころの大好きな物たくさん買ってきたから一緒に食べよ。チョコレートケーキもちゃんと買ってきたぞ」
こころ「もう、とし君大好き」
としみつ「俺の方が好きだげ」
2人でパーティの準備をして、大好きな物を食べながら、思い出話をした。朝とは違ってすごく幸せだった。
こころ「めちゃ幸せ〜笑」
としみつ「俺も幸せ。あ、プレゼント」
そう言ってとし君は綺麗な紙袋から小さな箱を取り出した。そして、その箱を開けるとそこには綺麗な宝石が輝く指輪が入っていた。
こころ「え、とし君、これって…？」
としみつ「こころ。俺は不器用だし、すぐキレるし、今日みたいにこころを1人にしちゃう日もあるかもしれない。こんなダメダメな俺だけどこころを幸せにする自信はある。だから、俺の奥さんになってください」
こころ「はい、喜んで笑」
そう言ってキスした
------------------------------------
2019.11.21
不器用なとしみつ大好きです
チョコまん
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：チョコまん | 作成日時：2019年11月20日 7時
