変わらないで【神威】 (ページ19)

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吉原。８ページ19

貴女side

貴『かぐっ！！』

崩れるっっ！！

ドガァァァァァッッッ

銀「神楽！A！！」

新「晴太くんー！！」

月「くそっ！」

貴『晴太くんっ！！』

神「せっ。。晴太ぁぁぁぁ！！」

私達は崩れ落ちた。

神威の顔は包帯で隠されていてよく見えなかった。けど、きっと冷徹な目で私達を見ていた。

あの頃の瞳とは違う。

晴「銀さぁぁぁぁんっ！！みんなぁぁぁぁ！！」

？「あーあー、こんなに派手にやりやがって。うるせーじーさんにどやされそうだ。」

威「大丈夫だよ阿伏兎。鳳仙の旦那はこんな街より花魁に夢中だ。それにこの子を連れていけば機嫌も直るだろ。」

阿「。。まぁ、そりゃいーが。今の子達は知り合いか何かか？とくにお前が名前呼んだ女とか。」

威「。。。いや。もう、関係ないや。」

月詠さんのクナイで耐えている私達もそろそろ。。落ちる。。

ガラッッッッッッーー

ドガァァァァァンッ

新「いて。。て。。みんな無事？！」

貴『かっ。。神楽！！』

『神楽！？しっかりして神楽！！神楽！！！』

銀「神楽、目ぇ覚ませ。神楽。。！！」

新「。。。アイツら。。晴太くんを。。！！一体。。」

月「奴らは宇宙海賊春雨じゃ。」

宇宙海賊。。。春雨。。。

新「でっ。。でも。。宇宙海賊が何で吉原に。。」

月「。。。吉原と春雨は昔から関係が深いんじゃ。いや、関わりどころか吉原の楼主夜王鳳仙こそ、春雨で幹部を務めていたいた男。」

「夜王鳳仙。光に嫌われた一族、夜を生きる者達それを統べる者夜を統べる者夜王鳳仙とは夜兎の王とよばれた男のことよ。」

新「夜兎の王だって！？」

月「あぁ。奴は夜兎の一大勢力を築いたもの。あの海坊主とも肩を並べ称されていた。」

銀「どうやら俺達はとんでもねー化物に喧嘩ふっかけちまったみてーだな。」

神「。。。A姉、銀ちゃん。。」

貴『神楽っ』

「本当にやばいのはそいつじゃないネ。息子がいるアルそのハゲの。。」

「。。。私のバカ兄貴が。。」

貴『。。。。。神威。。』

神威は変わってしまった。私の願いなんて彼にはずっと届いていなかった。