幸せの法則-S.Ohno- (ページ9)

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マチコさんが入れてくれた紅茶は甘い

砂糖がちょっと多めで私は大好きだ

智「あーんめぇ、ね？Aちゃん」

「そうですね、」

隣にこの人がいなければもっと美味しいんだけど

マ「店閉めたわ、忠吉さんも帰ってきたし」

チュウさんが、ようって顔を出した

忠「お前ら仲良いの？」

智「んー、そうかも？笑」

「…チュウさん、依頼ください」

イライラするううううう！この人！ヤダ！

仕事したいっ！

忠「あー、依頼か…だとよ、智」

智「そうそう、あのね、あのシングルの表紙、事務所で評判良くてまたやって欲しいだって」

また嵐…ということはこの人も付いてくるんだよね？

「チュウさん、まじですか？…」

忠「おう、あと今回は智と共同制作だ」

あああ、私の仕事が…でもいいや、たまには刺激が欲しいよね…

そう、これも仕事、大好きな仕事

智「んふふ、よろしくね？」

差し出された手を恐る恐る握ると少しドキッとしてしまった

こうやって男の人の手を握るのは久しぶりだ

「よろしくお願いします…」

なんでだろう、モノクロの世界が鮮やかに見えた気がした