幸せの法則-S.Ohno- (ページ8)

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空色の絵の具を買ってもらった私

奢ってもらうなんて久しぶりで若干の罪悪感

でも嬉しい、たとえ苦手な人でも

智「この色、俺も好き」

へぇ、こうやって笑うんだ

みんなそれぞれ笑い方は違うけどなんだかこの人の笑い方はふわっとしてる

あの人もこんな笑い方だった

また思い出す

マ「Aちゃん？」

「…えっ、ああ、すいません、大野さん、ありがとうございます」

智「んふふ、いいよ、その代わりに一緒にお茶しよーよ」

あー、断れない

マ「忠吉さんもうすぐ帰ってくるからうちでお茶する？」

よかった、チュウさん帰ってくる…チュウさん…今だけ神に見えるよ

「そうします！マチコさんもいてください！」

マ「智、いい？」

智「んー、ま、いっか」

よっしゃ！マチコさん大好き！

マ「じゃあ奥で待ってて、店閉めちゃうわ！今日は貴方達が来るかなって開けてただけだから」

「はい」

マチコさんとチュウさんは優しい

私の過去を親よりも知っていて包み込んでくれる

そんな2人が大好き

大野さんも2人が好きなのかな

うん、好きそう

でも苦手は苦手、この感じが特に…

そう感じながら奥に入った