幸せの法則-S.Ohno- (ページ33)

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起きたら私の手を握ってくれた櫻井さんと

優しく笑ってくれた松本さんがいた

あのときのような夢を見て

苦しくて、苦しくて

でもぎゅっと握っていてくれた手で目を覚ますことができた

それでも不安で、2人がいてくれたことに私は嬉しくて泣いた

櫻井さんが松本さんのようにすぐに行ってしまったら嫌だから抱きついた

翔「辛かったね、」

「っ、うん…」

私の背中をぽんぽんとしてくれてそれと同時にインターホンが鳴った

翔「あーあ、帰って来ちゃった笑」

そう言って玄関から騒がしい声がしてどたどたっと誰かが走ってきた

忠「大丈夫か？！」

「チュウさん…、やばいまた泣きそう…」

智「おいら胸貸すよ？」

「遠慮しときます…」

そんな茶番を終えて私の熱も下がって松本さんが作り置きしてくれたお粥を食べた

雅「おいしい？おいしい？」

「ん、ん、…味わかんない……」

ちょっと休みだなって笑うチュウさんに今回は甘えさせてもらった

翔「これ、連絡先だから、なんかあったら言ってね？胸、貸すよ？笑」

さっきのことを思い出して顔が熱くなる

雅「なんのことー？」

翔「うるさいな、ほら帰るぞ」

そう言って帰って行った2人のあとをついて行くかのようにチュウさんも帰って

大野さんと私だけになった