幸せの法則-S.Ohno- (ページ20)

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もう既に夜の10時あたりで櫻井さんと大野さんは私に気を使いながらちょびちょび飲んだ

私はというとお腹が減って成長期の男の子のように

すごい量を食べていた、こんなに食べるの好きだったっけ

智「んお、すげぇ食べてる笑」

「ほほほほーひ、おいひいんへふ！」

翔「なんつったの？笑」

智「ここの料理おいしいんだってさ」

ああ、この人たちがいるから美味しく感じるんだ

智「もうそろそろ12時じゃん、誕生日だよ？」

「ふぇ？、あ、お店って大丈夫なんですかね、」

翔「大丈夫！俺の後輩がやってる店なの」

あとで美味しかったですって言わないと…

智「んふふ、お誕生日おめでとう」

翔「おめでとう！」

「ありがとうございます、」

そう言って一口飲んだお酒は美味しかったけど怖くてその後は飲めなかった

それとは逆に大野さんはお酒のペースが早くて

最終的には櫻井さんと私で介抱することになるくらいまで酔ってしまった

智「んー、おうちーかえるー、」

ふへへって笑う大野さんはなぜか悲しそうに見えて

心がぽっかり穴が空いてしまった人だと思ってしまったのは私だけなんだろうか

肩を抱かれてる櫻井さんも悲しそうに大野さんの受け答えをしていた