本当のこと ページ26
飲み会が終わったら潤とさよならしなきゃいけないのも同然で
昨日もこの中で誰よりも一緒にいたのに
まだいたいな、なんて思ってしまう
潤「じゃあ、帰るか」
「うん」
後輩が気を利かせてふたりはどうぞー！って逆に追い出されてしまったし
みんなは仲のいい好きな人たちとまだ飲むらしい、いいなあ若いなあ
手を振りながら後輩を見送る
危なっかしいなあと思いつつ姿が見えなくなるまで手を振ってたら肩がずん、って重くなった
はあって私の耳元で香るお酒の匂い
潤の顎が私の肩にのってきて、ちょっとどころじゃないくらい近い
「…、潤、酔ってる？」
んー、って曖昧な返事をして私を背中からぎゅうって抱きしめた
あったかい、というよりあつい
それは気温とかではなくて、確実に私の体温のせい
それと彼の体温のせい
潤「早く帰ろ」
「送ってくれるの？」
潤「……送る」
何かをためらうように言った彼は抱きしめるのをやめて私の手を繋いだ
やっぱりあつい
無言のまま、手があついまま、タクシーに乗り込んではあって息を吐くと私も同じようなお酒の匂いがした
家に着くと無言で私の手を引っ張って家に連れてく、私の家なのに
なんとなく潤も寂しいのかな、なんて少し浮かれそうになって潤を見るとちょっと困ったような顔
吸い込まれそうになる瞳にきゅ、と唇を噛み締めたらいきなり視界が真っ暗になって潤のシャツが私の唇にくっついた
「潤、？」
潤「なんでお前は、そうやって普通にいられるの？」
「え、…？」
ちょっと震えてる
お酒のせいなのかわからないけど
でもその震えがなぜか嬉しくて胸が痛くなるほど好きって気持ちが溢れてしまいそうになる
潤「今すぐ抱きしめて、俺のものにしたくて仕方ないのに」
「…っ、そんなこと、思ってたの？」
潤「ずっと思ってた…、Aと明日まで会えないって思うと寂しい」
「………、私も」
手を潤の背中にまわすと彼の熱がたくさん伝わってきて
苦しいくらいに抱きしめられて
本当に言いたかったことをこれからは言っていいんだって思うとすごく嬉しくなった
家に帰ってエレベーターのときより強く抱きしめられて見たことない彼をたくさん見て
見たことないであろう私をたくさん見られて恥ずかしくても幸せで
好き、と何回も叫んだらその分のキスをたくさんしてくれた
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Mii(プロフ) - はるなさん» タイミングがあったらやってみます！ (2017年8月16日 17時) (
レス) id: 1b4a46f467 (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - 潤くんカップルと翔くんカップルの4人の会話？もみたいです！ (2017年8月13日 17時) (レス) id: 379ad15752 (このIDを非表示/違反報告)
Mii(プロフ) - りーさん» リーさんありがとうございます！ (2017年7月30日 15時) (レス) id: 1b4a46f467 (このIDを非表示/違反報告)
りー - かっこいい！潤くん！キュンキュンしました！ (2017年7月30日 11時) (レス) id: 2a50b7073d (このIDを非表示/違反報告)
Mii(プロフ) - twiceさん» twiceさんありがとうございます！好きですよ〜 (2017年7月29日 14時) (レス) id: 1b4a46f467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mii
| 作成日時：2017年7月27日 19時
