近い ページ22
「潤？」
潤「ん？」
ソファーの上、向かい合って彼の名前を呼ぶ
長いまつげをくりん、とあげて大きな目が微笑んでる
いつもと違う恋人らしい距離に少しドキドキして
本当はもうひと泣きしてしまいそうなくらい幸せ
「ふふ、なんか近い」
その言葉にまた潤が微笑んで私の頬を両手で挟まれた
その力は強くなくて、そっと大切なものを撫でるような仕草で
見つめてくる目に引き込まれそうになる
ドキドキが更にうるさい
…やばい、かっこよすぎる、なんて思ってしまって、近づく顔に目線を下げる
おでこがこつん、っておでこ同士が当たったのがわかって
はあって彼のため息がそこにあって
ぎゅうっと唇を噛んだ
こんなの心臓が持たないよ…
潤「今まですごく遠かったから、今までの分たくさん近くにいたいんだって…」
「…そんなに？」
好きなんだよって必死に伝えてくれる彼を見たくて
恐る恐る目を開けたら潤と私の目が合って、
潤の困ったような、苦しいような顔に胸が苦しくなった
潤「そんなに……って俺、他の人にとられると思ってたし」
「誰？」
潤「………、言えない」
ちょっとだけ拗ねてる潤はなんだかすごく新鮮で
彼の頬にそっと手をそえる
「…、他の人のところになんていかないよ？」
潤「知ってるけど、」
「拗ねてる？」
潤「だってこんなかわい、…！」
何言ってるんだ？！って顔になって近い距離が一気に離れて、潤が自分の口を片手で覆った
…かわいいとか思ってくれてるんだ
そう思っただけで嬉しくて、ふふって声が漏れた
潤「、Aといると調子狂う……」
「…笑、潤の方が乙女みたい」
潤「…ったく…、腹減ったから食おう」
そう言って小皿を出したら可愛らしい和柄の色違いで紺と赤
すごく綺麗で、潤が好きそうな器
潤を見ると少し照れくさそう
「…ありがとう、」
潤「ん」
そのお皿のせいなのか
恋人になったからなのかわからないけど
ふたりで食べるものはすべて美味しく感じた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 924人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Mii(プロフ) - はるなさん» タイミングがあったらやってみます！ (2017年8月16日 17時) (
レス) id: 1b4a46f467 (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - 潤くんカップルと翔くんカップルの4人の会話？もみたいです！ (2017年8月13日 17時) (レス) id: 379ad15752 (このIDを非表示/違反報告)
Mii(プロフ) - りーさん» リーさんありがとうございます！ (2017年7月30日 15時) (レス) id: 1b4a46f467 (このIDを非表示/違反報告)
りー - かっこいい！潤くん！キュンキュンしました！ (2017年7月30日 11時) (レス) id: 2a50b7073d (このIDを非表示/違反報告)
Mii(プロフ) - twiceさん» twiceさんありがとうございます！好きですよ〜 (2017年7月29日 14時) (レス) id: 1b4a46f467 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Mii
| 作成日時：2017年7月27日 19時
