世界でただひとり Jun side ページ21
「う、うえっ、」
潤「何その泣き方…」
変な泣き方で、でも愛おしくなって、赤ん坊あやすみたいに彼女の頭をぽんぽん、と撫でた
せっかく化粧もしたのになあ、そう思いながら下を向いた顔を覗き込んで親指で涙を拭う
嬉し涙ってわかってても顔見たいし
少し意地悪したくなる
潤「その涙は何？嫌な涙？」
「そんなわけ、ないっー…うー！もう見るな！」
潤「馬鹿、見せろ」
「ひいっ」
抵抗するAは、そんなに力がなくて顔をぐっと前に向けたら真っ赤な顔でこっちを見てる
両手で小さな顔を包めば、心の底から溢れてくる気持ちが抑えきれなくなりそうになる
「潤…？」
潤「ん？」
「…好きだよ、潤が好き」
さっきの顔でわかってるよ、なんて言えなくて
その言葉が嬉しくて
潤「めんどくさそうにいつもしてるくせに？笑」
「そっちだって」
む、とした口にかわいいなあって思って笑ってしまう
めんどくさくても、好きになった時点で全部が愛おしくなる
勝ち負けなんてどうでもよくなる
目の前にAがいるだけで、何でも良くなってしまう
潤「好きになったお前が悪いし好きになった俺も悪い」
「何それ」
潤「覚悟しとけよってこと」
やっぱり我慢出来ないなあ
そう思いながら涙で濡れた頬を撫でて、やっとキスできる
「キスなんてさせないよ？」
人差し指でぴたり、と止められて、
ふふ、と笑ってる
ムード台無しにして…流石に怒るよ？
潤「おま、！なんで寸止め食らわなきゃなんねえの！」
「ふふふ、」
…ったく、こうなったら強硬手段
ふざけるな、と腕を掴んで静止させられた指もはずした
あー、やっと、そう思ったらいつの間にかキスされてて
みるみる顔が赤くなっていく気がして薄く開かれた彼女の目が少し笑ってた
ああくっそ、
唇が離れて、
潤「馬鹿」
そう言うとキスをして
彼女の頭を撫でたら、こういうのも悪くないか、なんて柄にもなく思ってしまった
でもそう思わせてくれるのは
世界できっとただ君のひとりだけ
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Mii(プロフ) - はるなさん» タイミングがあったらやってみます！ (2017年8月16日 17時) (
レス) id: 1b4a46f467 (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - 潤くんカップルと翔くんカップルの4人の会話？もみたいです！ (2017年8月13日 17時) (レス) id: 379ad15752 (このIDを非表示/違反報告)
Mii(プロフ) - りーさん» リーさんありがとうございます！ (2017年7月30日 15時) (レス) id: 1b4a46f467 (このIDを非表示/違反報告)
りー - かっこいい！潤くん！キュンキュンしました！ (2017年7月30日 11時) (レス) id: 2a50b7073d (このIDを非表示/違反報告)
Mii(プロフ) - twiceさん» twiceさんありがとうございます！好きですよ〜 (2017年7月29日 14時) (レス) id: 1b4a46f467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mii
| 作成日時：2017年7月27日 19時
