色を出す Jun side ページ18
もう起きてるかな、ってドアを開ければぼやあっと目を開けているように見える
潤「目、覚めた？」
そう言うといつもみたいな目つきじゃなくてちょっと動揺してる
熱っぽいからか妙に色っぽくて少しどきっとした
「な、んで…」
潤「なんでって、こっちが聞きたいよ…職場で倒れたの、お前」
そう言えばなんとか思い出したらしく、仕事のことも思い出して急に起き上がろうとして思わず馬鹿！と声をあげた
ああ先にごめんって言わなきゃいけないのに、とまた頭の中で反省する
潤「重たい風邪引いてるんだから安静にしとけよ」
「うん…ここ、潤の家？」
潤「ああ、お前の家より会社から近いし」
「そうなんだ」
急に大人しくなって、あわあわとしてるように見えて
え？なんで？とちょっと考える
そんなに好きな男以外のベッドは嫌？
…でも、そんな風には見えなくて、色んなことを言いたい気持ちをぐ、と抑えた
潤「一応病院に行ったけどそんなに大したことじゃないからって言われてここに連れてきた」
「連れてきたって…私ひとりでできるし」
ああ、またこいつのこういうのが始まった
潤「そう言って頼らずに自分で溜め込むのわかってるから連れてきてんの！」
またそうやって言えば嬉しそうな顔するから
「ありがとう、潤…、この前はごめんね、私ちょっと驚いちゃって」
そうやって俺より先に謝るから
潤「ううん、…俺も酔ってて、あんなことしてごめん、」
俺はこいつに全部勝てない
それが好きで仕方ない理由かもしれない
おかゆを出すとゆっくり起き上がって服をじ、と見た
あ…やべこれ…何か言われるかな…って彼女を見ると明らかに顔が赤くなってる
「…ちょっと潤」
潤「何？」
「この、Tシャツとかって…」
潤「ああ、着替えさせたよ、汗だくじゃあれだし」
何も見てないって言いたいけど
見てしまったものは仕方ないと言うしかないし俺だけでも顔は赤くならないようにって、とっさに扉の方を向いた
潤「じゃあ、なんかあったら言えよ」
「あ、うん」
扉を閉めて、はあ、ってドアにもたれながらしゃがみこんだ
ああいう色っぽくなってるあいつだめだわ…なんて中学生みたいなこと思って
頭の中がムンムンしてる自分に少し呆れた
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Mii(プロフ) - はるなさん» タイミングがあったらやってみます！ (2017年8月16日 17時) (
レス) id: 1b4a46f467 (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - 潤くんカップルと翔くんカップルの4人の会話？もみたいです！ (2017年8月13日 17時) (レス) id: 379ad15752 (このIDを非表示/違反報告)
Mii(プロフ) - りーさん» リーさんありがとうございます！ (2017年7月30日 15時) (レス) id: 1b4a46f467 (このIDを非表示/違反報告)
りー - かっこいい！潤くん！キュンキュンしました！ (2017年7月30日 11時) (レス) id: 2a50b7073d (このIDを非表示/違反報告)
Mii(プロフ) - twiceさん» twiceさんありがとうございます！好きですよ〜 (2017年7月29日 14時) (レス) id: 1b4a46f467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mii
| 作成日時：2017年7月27日 19時
