もう Jun side ページ15
誘ってみたものの、あいつが今日は翔さんに久しぶりに会ったと言い放って
そんなに嬉しいんだ
と、少しヤケになったせいか酒がまわるのが早くなっている感じがする
大丈夫？って声をかける彼女に別になんて強がってしまう
大丈夫じゃないくせに
そう自分の中の自分が言っている
酔ってねえなんて言いながらも立てなくなって
あー！って言いながら彼女が俺を支えながらベッドルームに連れてきた
シングルベッドにぼん、と置かれて
運んでくれてありがとう、とも言えず
ん、と声にならないような音を出したらおかんかよってさみしそうな声が聞こえた
俺、そんな風に思ったこと
一度もないのに
こんな風に運ばれたことなんて
一度もないのに
…翔さんなら運んだこと、あるのかな
……もしかして、俺と翔さんのこと重ねてる？
そう思ったら無性に腹が立った
酔いなんて忘れて
翔さんを俺の前では忘れて欲しくて
俺だけを見て欲しいって
初めてそう思った
潤「……、A」
「、私帰るね」
お願いだから
俺に背を向けないで
そう思ったら、自然と彼女を抱きしめてた
潤「帰るなよ」
「…帰るよ、潤、酔ってるし」
潤「それでもやだ」
「……、っ、っつ、」
反抗した瞬間、俺の腕の中の彼女がふるふる、と震えて、俺の腕にぽつりとあたたかいようで冷たい涙が触れた
その涙は、俺には一生わからないのかな
潤「…、ごめ、」
「っ、もう二度とこんなこと、…しないで、」
震える彼女は、確かに泣いていて、追いかけようと家を出たけど、そんな気も立たなくなっていつの間にか翔さんの家の前にいた
近状報告とか言って適当に理由をつけて話させた
そしたら、翔さんがうまく行きそうなのがなんとなくわかって
翔さんにお前は？と聞かれて別に何もと余裕ぶっこいて答えたけど
そんな余裕どこにもなくて
焦りと不安と、後悔がじわじわと迫ってきてる
家に戻れば少し片付けてある食器
あいつの飲んだ酒
全部がもう最後な気がしてしまった
愛したい Jun side→←両想いにはほど遠く Jun side
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Mii(プロフ) - はるなさん» タイミングがあったらやってみます！ (2017年8月16日 17時) (
レス) id: 1b4a46f467 (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - 潤くんカップルと翔くんカップルの4人の会話？もみたいです！ (2017年8月13日 17時) (レス) id: 379ad15752 (このIDを非表示/違反報告)
Mii(プロフ) - りーさん» リーさんありがとうございます！ (2017年7月30日 15時) (レス) id: 1b4a46f467 (このIDを非表示/違反報告)
りー - かっこいい！潤くん！キュンキュンしました！ (2017年7月30日 11時) (レス) id: 2a50b7073d (このIDを非表示/違反報告)
Mii(プロフ) - twiceさん» twiceさんありがとうございます！好きですよ〜 (2017年7月29日 14時) (レス) id: 1b4a46f467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mii
| 作成日時：2017年7月27日 19時
