幻覚 ページ30
もやもやしたまま、翌日
翔くんのおはようってメッセージひとつで喜んでおはようございますって何の変哲もない言葉で返した
ハートマーク入れておくべきだったか？！なんて
でも既読されて、今日は部室行くから来ないと拗ねるよって返信が来た
拗ねる？かわいすぎるー！
その先輩も見たい！ってぽわーっと大学の雰囲気を思い出したら二宮和也がぽん、と出てきた
わ！驚き！嘘でしょ！
頭を思いっきり振ったけど、昨日のもやもやのせいだ、ひどい、二宮くん
普通に聞けばいいはずなのに何でこうやって書いたの？
意味がわからない上にあの人は何か考えてそうで怖い
はあ、とため息をついて家を出た
電車の中も二宮くん謎解きだ、ディナーのあととか優雅なこと言ってられない
とりあえずこのコースターは返そう
かばんに入れっぱなしにしておいたし
うーんと考えてる間に大学に着いて部室へ向かう
部員数が多いから無駄に広いけどスーツケースを置くのには最適
もう少しで部室だ、って思ったとき、おい、って声が聞こえた
「あ、翔くん！」
翔「ん、おはよ、A」
にこって完璧すぎるくらいかっこいいけど眠そう
「眠いですか？」
翔「…まあ」
「レポートとかですか？」
翔「うん、そう、よくわかったね」
「翔くんは頑張り屋さんですから」
その言い方かわいいわってふふって笑われて
またこの人が好き！ってなる
のに、もやもやはまだ片隅に残っている
翔「A？」
「はい、なんですか？」
翔「…いやなんでもない」
「えー、なんですかそれー笑」
翔「いいの、呼びたかっただけだから」
その不意にくるきゅんってする言葉にきゅんどころじゃないくらいときめく
「ふふ、デート楽しみですね！」
翔「はいはい、部室だから入って」
軽くあしらわれながらもがらりと開けた部室にはいつものメンバー
それと
和「パグさんだめじゃん！笑」
白「ニノはさー！」
…意味わからない！
がん！とドアを閉めてみた
翔「…誰今の？てかなんで閉めた？」
「……いや、なんとなく…」
もう一度そっと開けてみよう…そーっと…
そーっと開けてみたらにこってスマイル全開のあいつがいた
和「んふ、お邪魔してます」
「……幻覚？」
白「あははっ！いつも面白いなあ、Aちゃんは！笑」
お願いだから幻覚であってくれえええ！
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こあら子(プロフ) - Miiさん！遅くに失礼します。お久しぶりです！電車の彼や、短編シリーズでよくコメントさせてもらっていたものです。半年ぐらいの間、サイトに来ていなかったのですがずっとMiiさんの小説がよみたいと思ってました！またコメ欄にお邪魔でき嬉しいです。続き楽しみです (2016年3月21日 0時) (
レス) id: c57e401781 (このIDを非表示/違反報告)
Mii(プロフ) - まぁさん» そうなんですよね、鍵をつけてやろうか悩んでます、ありがとうございます、前向きに考えますね (2016年1月22日 23時) (レス) id: 1b4a46f467 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - はじめまして！いつもキュンキュンしながら読ませていただいてます！青い鳥アプリは危険でもありますし…私的には賛成なのですが…。これからも更新待ってます！ (2016年1月22日 20時) (レス) id: 5178e5ca48 (このIDを非表示/違反報告)
Mii(プロフ) - はまなさん» ありがとうございます！ (2016年1月9日 18時) (レス) id: 1b4a46f467 (このIDを非表示/違反報告)
はまな - 読ませていただきました！面白いですね。更新待ってますo(^▽^)o (2016年1月9日 17時) (レス) id: ba6699d527 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mii
| 作成日時：2015年12月23日 20時
